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【日本サッカー殿堂】井原正巳氏が選出される。特別選考に女子サッカーの礎を築いた野田朱美氏、高倉麻子氏、鈴木保氏ら5名

井原正巳氏。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

半田悦子氏、木岡二葉氏も。

 公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は8月4日、2025年度の第21回日本サッカー殿堂に、元サッカー日本代表DFでキャプテンも務めた井原正巳氏(Masami IHARA)が選出されたと発表した。また、日本女子代表の礎を築いたとして、元日本女子代表監督の鈴木保氏、高倉麻子氏、野田朱美氏、半田悦子氏、木岡二葉氏の5名が、特別選考として表彰される。

 日本サッカー殿堂の投票選考は今年度から、殿堂候補入りの時期をこれまでの「満60歳」から「プロ契約最終年(いわゆる現役引退)から5年経過」に変更。それに伴い名称も「選手選考」に刷新された。

 変更後最初の選考で、井原正巳氏が選出された。

 また、特別選考には、元日本女子代表監督の鈴木保氏と、黎明期に中心選手として活躍した4名の元日本女子代表選手が選出された。

 鈴木監督と中心選手としてチームを牽引した4名の選手たちは、1981年に初めて編成されて以降実績の乏しかった日本女子代表をアジアの大会で常に上位で争える強豪に押し上げた。その活躍が、2011年のFIFA女子ワールドカップ(女子W杯)優勝を果たした、なでしこジャパンの礎を築いたと評価された。

 2005年に設立した日本サッカー殿堂に掲額された方々およびチームは、高円宮憲仁親王、97名、3チームとなる。

◎選手選考
井原正巳(元日本代表選手)

◎特別選考
鈴木保(元日本女子代表監督)
半田悦子(元日本女子代表選手)
木岡二葉(元日本女子代表選手)
高倉麻子(元日本女子代表選手)
野田朱美(元日本女子代表選手)

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※9月16日に掲額式典、レセプションが予定されている。