【日本代表】背番号10は誰に?本命は三好康児、対抗は久保建英、大穴は…
2019年11月に行われたキリンチャレンジカップに臨んだU-22日本代表(現・U-24)のイレブン。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
森保一監督のもと招集されてきた、中島翔哉、香川真司が今回不在。
日本代表(SAMURAI BLUE)が10月5日からオランダ・ユトレヒトでキャンプをスタートさせ、9日にカメルーン代表、13日にコートジボワール代表と親善試合を実施する。試合は感染症対策により、いずれもリモートマッチ(無観客試合)で開催される。カメルーン戦は日本テレビ系列、コートジボワール戦はTBS系列で生中継される。
史上初の欧州組のみのメンバー構成となるなか、注目の一つが、背番号「10」の行方だ。25人のメンバーには、森保一監督のもと、これまで日本代表で背番号「10」をつけてきた、中島翔哉、香川真司が招集されていない。昨年12月の東アジア選手権に臨んだ仲川輝人(10番をつけた)ら国内組も不参加である。
一体、誰がつけるのか? 予想してみたい。
本命は、三好康児だ。
東京オリンピックを目指すU-23日本代表で、常にナンバー10をつけてきた。今回は事実上、日本代表とともに来年に延期された東京オリンピックに向けた強化活動にも充てられる。ロイヤル・アントワープで主力として活躍する23歳が、そのエースナンバーをつけることに異論はないはずだ。
そして対抗が、最注目の久保建英になるだろう。
とはいえ、ビジャレアルCFでのポジション獲得を目指す段階にある19歳の久保に、今そこまでピッチ外での負荷をかけることは考えにくいか。もちろん、サッカー界全般に何かしらの起爆剤も欲しいところで、一度、久保が「10番」をつけて、サッカーへの関心を呼び戻す意味では“あり”かもしれない。ただ今後、中島や香川が日本代表に復帰する可能性もある。「久保=10番」というイメージをここで作る場合、いろいろな配慮も必要になる。
そういった点で、ひとまず今年の活動のみの限定であれば、鈴木武蔵も候補に挙げたい。この夏に北海道コンサドーレ札幌からベルギーのKベールスホットVAに移籍し、新天地で背番号10をつけるとともに、これまで2ゴールを決めるなど活躍している。彼のラッキーナンバーになっている。香川や中島が不在の時は鈴木が10番をつけ、いずれは自分の番号にしていく――。そんなストーリーを、アルビレックス新潟、水戸ホーリーホック、松本山雅FC、Vファーレン・長崎、札幌とステップアップするのを見守ってきた彼のファンとともに追うのもちょっと面白そうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]