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カメルーン戦、日本代表「最新序列」。トップ下2番手は鎌田?三好?国内組が狙えるポジションも浮かび上がる

※参加辞退した岡崎慎司、長友佑都を含めた日本代表25選手の「ポジション別序列」。(C)SAKANOWA

右MFは激戦区、左サイドがやや手薄な印象。

 日本代表が10月9日の日本時間21時(現地14時/日本テレビ系列で生中継)から、オランダのユトレヒトでカメルーン代表と対戦する。FIFAランキングは日本が28位、カメルーンが53位。

 試合を前に、コンディション不良とケガにより参加辞退した岡崎慎司、長友佑都を含めた25選手のポジション別の序列をまとめた。今回は史上初のヨーロッパ組のみの構成となった。とはいえ2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)もレギュラー10人は欧州組であっただけに、GKや最終ラインを含めて25人を招集できるようになったところに新たな時代の到来が感じられる。

 一方、この25人をピッチ上に配置してみると、選手層の厚いところ、逆に国内Jリーグ組が狙えるポジションも浮かび上がってくる。

 まず注目は、トップ下だ。今回新たに背番号「10」をつける南野拓実は、2トップにも対応可能だ。思うように出場機会を得られずにいるもののプレミアリーグ王者リバプールFCの貴重な戦力であり、日本代表でも攻撃の軸になる。

 彼に続くのが、鎌田大地、三好康児。いずれも複数ポジションをこなせる点が評価されるだけに、その“もう一つのポジション”で力を発揮できるかも評価基準になる。ただ、いずれも最大限に個を生かせるトップ下でのプレーも見てみたいところだ。久保も森保一監督のもと世代別代表を含め何度か起用されている。

 左サイドバックは長友の離脱により、彼に続くスペシャリストがいまだに不在という状況が浮き彫りになる。安西幸輝、室屋成、板倉滉……そろそろ「長友がいなくても任せられる」というタレントが出てきてほしいと言える。

 また左MFは、日本代表で様々役割を担ってきた原口元気がついに本職のポジションでも一番手に。所属先のハノーファーでも左ウイングを任され、チームの攻撃をけん引している。もちろん、これまで主力を担ってきた中島翔哉の復活も待たれる。

 2列目は勢いを与える意味では、国内組の生きのいいドリブラー陣にも食い込むチャンスは十分ありそうだ。また強豪相手に求められる“プレッシング強度重視”のタレントも現メンバーではやや不足している印象を受ける。

 とはいえ、ロシアW杯組とリオ五輪世代、さらに東京五輪世代が融合された豪華であり楽しみなメンバーが揃った。まずはヨーロッパ組のプライド、コロナ禍で結成された日本代表の意地を、このカメルーン戦で見せ付けてもらいたい!

 日本代表のメンバーは次の通り。

【スタッフ】
監 督
森保 一
MORIYASU Hajime

コーチ
横内 昭展
YOKOUCHI Akinobu 

コーチ
齊藤 俊秀
SAITO Toshihide

コーチ
栗原 克志
KURIHARA Katsushi 

フィジカルコーチ
松本 良一
MATSUMOTO Ryoichi

GKコーチ
下田 崇
SHIMODA Takashi

GKコーチ
川口 能活 
Yoshikatsu KAWAGUCHI

【選 手】
ポジション
背番号 名前
欧文
チーム
国際Aマッチ出場・得点(GK失点数)

GK
1 川島 永嗣
KAWASHIMA Eiji
RCストラスブール(FRA)
91 -97

12 権田 修一
GONDA Shuichi
ポルティモネンセSC(POR)
16 -9

23 シュミット・ダニエル
SCHMIDT Daniel
シントトロイデンVV(BEL)
5 -2

DF
22 吉田 麻也
YOSHIDA Maya
サンプドリア(ITA)
100 11

19 酒井 宏樹
SAKAI Hiroki
オリンピック・マルセイユ(FRA)
61 1

3 室屋 成
MUROYA Sei
ハノーファー96(GER)
10 0

2 植田 直通
UEDA Naomichi
セルクル・ブルージュKSV(BEL)
11 0

20 安西 幸輝
ANZAI Koki
ポルティモネンセSC(POR)
4 0

13 板倉 滉
ITAKURA Kou
FCフローニンゲン(NED)
2 0

16 冨安 健洋
TOMIYASU Takehiro
ボローニャFC(ITA)
18 1

21 菅原 由勢
SUGAWARA Yukinari
AZアルクマール(NED)
※初招集

MF
8 原口 元気
HARAGUCHI Genki
ハノーファー96(GER)
53 11

7 柴崎 岳
SHIBASAKI Gaku
CDレガネス(ESP)
45 3

6 遠藤 航
ENDO Wataru
VfBシュツットガルト (GER)
22 1

14 伊東 純也
ITO Junya
KRCヘンク(BEL)
17 2

10 南野 拓実
MINAMINO Takumi
リバプールFC(ENG)
22 11

9 鎌田 大地
KAMADA Daichi
アイントラハト・フランクフルト(GER)
4 1

4 中山 雄太
NAKAYAMA Yuta
PECズヴォレ(NED)
1 0

25 三好 康児
MIYOSHI Koji
ロイヤル・アントワープFC(BEL)
3 2

11 堂安 律
DOAN Ritsu
アルミニア・ビーレフェルト(GER)
18 3

17 久保 建英
KUBO Takefusa
ビジャレアルCF(ESP)
7 0

FW
15 大迫 勇也
OSAKO Yuya
ヴェルダー・ブレーメン(GER)
45 15

24 鈴木 武蔵
SUZUKI Musashi
KベールスホットAC(BEL)
7 1

注目記事:【日本代表】市場価格ランキング。久保建英が37億円で断トツ、南野拓実の「3倍」の価値

[文:サカノワ編集グループ]

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