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吉田麻也が日韓戦へ決意「日本代表で戦う以上、最も大切な試合」「絶対に勝たなけれないけない」

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サカノワスタッフ

韓国戦に向けて"決意"を示した日本代表の吉田麻也。協力:日本サッカー協会

「確実に一つ意識してほしいのは、キャリアの中で一番大事な試合になるということ」

[国際親善試合] 日本 – 韓国 /2021年3月25日19:20/日産スタジアム

 日本代表の吉田麻也(UCサンプドリア)が3月24日にオンラインによるメディア取材に応じて、翌日の韓国代表戦に向けて抱負を語った。キャプテンを務める吉田は日韓戦について、「日本代表で戦う以上、最も大切な試合。もちろん、どの試合も日本代表を背負って戦う以上は大事ですが、絶対に勝たなければいけない。韓国も同じように思っているはずです」と強い覚悟を示した。

「日本代表にとって、大切な試合だと伝えていかなければいけないと思います。何よりプレーで示していきたいです」

 吉田はそのようにこの一戦に懸ける思いを語った。

「歴史的にスポーツ的にライバルの国であり、個人的には、韓国にロンドンオリンピックで負けた時、本当に悔しくて、二度と韓国に負けたくないと思い、そのようにコメントもしました。それからすぐ札幌で(日本代表としての)試合があり、香川選手に勝たせてもらったような試合でした(〇3-0)。当時はロンドン五輪直後、若くて地に足がついていなかった。それから10年、韓国と対戦するのを楽しみにしてきました。ものすごく大切な一戦になると思っています」

 近年はワールドカップ(W杯)の最終予選で両国は同組に入っていない。ただ吉田自身は日韓戦が特別であると強く意識してきたという。

「僕が子供の頃に見ていた、バチバチに予選で戦うことを(近年は)していません。日韓戦の重要性や勝たなければいけないことを伝えられてきたギリギリの世代でもあります。10年という時間が空いてしまったがゆえに、そこを伝えられていないことを若干危惧しています。それはスタッフの方たちとも話しています」

 今回もコロナ禍で国内組と海外組、さらにスタッフがフロアごとに隔離されている。だからこそ、この試合の”意味”を、こうしたメディアを通じた言葉を介してでも、新たな世代に少しでも伝えられればと話す。

「今の時代にそぐわないかもしれませんが、足が折れても、体が壊れてでも、ぶつかっていかなければいけない、勝たなければいけない。そういう表現をしていました。僕より下の世代にそうした表現で伝えることが合っているかは分かりませんが、確実に一つ意識してほしいのは、キャリアの中で一番大事な試合になるということです」

 勝利からの逆算。そのためにチームに、どれだけ尽くせるか。吉田が日本の砦となって、韓国代表の前に立ちはだかる。

 最新のFIFAランキングは日本が27位、韓国が38位。アジア(AFC)内では日本が1位、韓国が3位。試合は3月25日19時20分キックオフ。日本テレビ系で全国生中継される。

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[文:サカノワ編集グループ]