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【なでしこジャパン】東京五輪代表18人は誰に?ボランチ三浦成美、中島依美の「呼吸」に時間を掛ける。福島キャンプ経て最終選考の6月2連戦へ

北村菜々美。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

課題は選考の先、強豪国の強度をいかに想定して準備できるか。

 果たして「18人」は誰に――。東京オリンピックへ向けて、なでしこジャパン(日本女子代表)が5月11日から17日の日程で、福島でキャンプを行った。最終選考的な意味合いの強くなる6月の親善試合2戦に向けて、チーム状況をチェックしたい。

 昨年10月以降、招集されるメンバーの顔触れは大きく変わった。なでしこリーグ覇者である浦和レッズレディース、そして勢いに乗っていたセレッソ大阪堺レディースの両チームから多くのタレントが招集されてきた。

 そして今年に入り、攻撃の主軸である岩渕真奈(アストン・ヴィラ)、長谷川唯(ACミラン)、なでしこ定着を目指す宝田沙織(ワシントン・スピリッツ)、林穂之香(AIKフットボール)らがこぞって海外に新天地を求めた。4月の国際親善試合ではキャプテンの熊谷紗季(オリンピック・リヨン)以外、海外組を含めて選手が揃ったものの、感染予防の観点から宿泊先は海外組と国内組は完全に分けられ、コミュニケーションを深めるのはピッチ上だけ。加えてパラグアイ(〇7-0)、パナマ(〇7-0)と実力差には大きな隔たりがあった。

 厳しいコロナ禍を考えれば、試合開催に至ったことだけでも有難いと高倉麻子監督以下、選手たちは感謝を口にしていた。ただし“強化”という視点では、やはり得られるものは限定的だった。  

 今秋開幕するWEリーグのプレシーズンマッチの合間を縫って行われた今回の福島キャンプには国内組23人が招集された。恒例となった地元男子高校生とのトレーニングマッチ2試合を設定、オリンピックへ向けたユーティリティ性を求めて、選手たちのマッチングが試された。  

 ボランチに据えられたのはパラグアイ戦に続き三浦成美(日テレ・東京ベルディベレーザ)と中島依美(INAC神戸レオネッサ)だった。中島は試合を安定させることができ、三浦はこれまでよりもゴールに近いところでプレーする場面が多く見られた。三浦は「真ん中から崩せるならそれにこしたことはない。狙ってはいますが、まだまだです」と自らの課題を口にする。今後も二人の呼吸を合わせる作業には時間を掛けていきそうだ。

 課題は東京五輪本番で通用するかどうか。ボランチのみならず言えることだが、“スピードに対応できなかった”という結末にならないように、強豪を想定しての準備を進めていきたい。

 来月の国際親善試合は、10日にウクライナ(FIFAランキング31位)、13日にメキシコ(同31位)と対戦する。またオリンピック直前のキャンプでは男子との合同トレーニングが毎日組み込まれ、そこで強度への対応を身に着けていくことになる。

 次回は最終選考に残った国内外の選手が集められる。すでにバックアップメンバー(4人)を含めたおおよその構想は高倉監督の頭の中にあるようだ。次の2連戦は、高倉監督の五輪を想定した「意図」を探りながら、選手たちのプレーに注目してみるのも一興だ。

なでしこジャパンが恒例の男子高校年代のチームとの紅白戦を実施。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
菅澤優衣香。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
塩越柚歩。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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[文:サカノワ編集グループ]

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Posted by 早草紀子

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