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プレミア再開初戦で優勝決定も!南野拓実が好調、「動きが鋭い」と地元メディア

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日本代表南野拓実リバプールFC

サカノワスタッフ

南野拓実(日本代表)。写真:徳原隆元/(C)Takashi UEGISHI

エバートンとのダービーを予定。MINAMINOは優勝決定をピッチで迎えられるか。

 イギリスメディアの『リバプールエコー』はこのほど、「タクミ・ミナミノは良い印象を与えている」と題した記事を掲載した。そのなかで、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに所属する南野拓実について、「シーズン再開前のトレーニングで動きが鋭く見える」と調子を上げてきていると評価した。

 現地5月25日からはコンタクトプレーも可能となり、チームが公表しているトレーニング動画からは4つのことが見えてくるとレポート。そのなかで1月に加入した南野はリバプールにフィットするのに時間がかかっていて、まだベストパフォーマンスは見せられずにいるものの、明らかに調子を上げてきているようだとレポートする。

 キャプテンのジョーダン・ヘンダーソン、ベテランのジェームズ・ミルナーとのグループ練習で南野が鋭いシュートを放つと、ミルナーから「いいぞタキ!(南野の愛称)」と大きな声を掛けられるシーンも。さらにはワンタッチでのフリックパスを披露するなど、好印象を与えている。記事は「リバプールサポーターはリーグ再開時にベストな状態の南野を見ることに期待している」と締めくくっている。

 また、センターバックのレギュラー争いやヴィルジル・ファンダイクが真面目に練習に取り組んでいる姿、モハメド・サラーが常に笑顔であったことも報じている。

 南野はリバプールで公式戦7試合(229分)に出場し、まだゴール、アシストを記録できずにいる。新型コロナウイルスの影響により3月中旬から中断が続いていたプレミアリーグは6月17日(日本時間18日)、無観客で再開することが決定。リバプールは日程変更の可能性があるものの、現時点では6月21日(日本時間22日)にアウェーでエバートンとの「マージーサイドダービー」が組まれている。自力で2勝すれば、文句なしで30年ぶりのプレミアリーグ制覇に到達。ただマンチェスター・シティが先行するアーセナルFC戦で敗れ、このダービーで勝っても優勝が決まる。

 リバプールに加わり半年。この新型コロナウイルスの困難をチームメイト、そしてリバプールの人たちとともに乗り越えてきた南野は優勝決定の瞬間を、ピッチ上で迎えることができるか――。

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[文:サカノワ編集グループ]