PSV堂安律のビーレフェルト移籍決定!「獲得の狙い」をノイハウス監督、フロントが語る
ビーレフェルトへの加入が決定した堂安律。※写真はクラブ公式サイトのトップページより
堂安「数試合を見て、とても印象に残りました。ブンデスリーガでプレーできることも後押しに」。
今季ドイツ・ブンデスリーガ1部に昇格したアルミニア・ビーレフェルトが9月5日、オランダ1部リーグPSVの日本代表MF堂安律を期限付き移籍で獲得したと発表した。期間は2021シーズン終了までの1年間。背番号は「8」に決まった。
サミル・アラビ・スポーツダイレクター(SD)はクラブ公式サイトで、堂安獲得の狙いについて、次のように語っている。
「ブンデスリーガでの目標達成のため、律は私たちの新たな攻撃の重要な要素になるでしょう。その若さにかかわらず、すでに国際的な豊富な経験を積み、オランダや日本代表で発揮したプレースキルによって、大きなメリットをもたらすはずです」
また、ウーヴェ・ノイハウス監督は次のように期待を寄せる。
「律はとてもトリッキーなウインガーで、スピードがあり、ゴールを決めるうえでも、アシストするうえでも、素晴らしい資質を備えています。同時に彼は攻守にわたり柔軟性を備えています」
そして堂安は、次のように抱負を語る。
「昨シーズンの何試合か見て、しっかり準備してきました。それはとても印象に残りました。ブンデスリーガでプレーできることも、私の決断を後押ししました。サミル・アラビSD、ウーベ・ノイハウス監督と非常に良い話し合いができて、アルミニアのオファーに快く応じることができて、新シーズンをとても楽しみにしています」
ビーレフェルトは1905年に創設された歴史のあるクラブ。元日本代表の尾崎加寿夫が1983年から88年まで在籍していた。昨季ブンデスリーガ2部で優勝を果たし、遠藤航の所属するVfBシュツットガルトとともに、12シーズンぶりの1部昇格を果たしている。
堂安は1998年6月16日生まれ、兵庫県出身、22歳。ガンバ大阪のジュニアユース、ユースを経てトップチームに昇格。2017年に10試合・3得点と結果を残し、2017-18シーズン、オランダ1部のFCフローニンゲンにレンタル移籍。1年目から活躍し、翌年には完全移籍。018-19シーズンはリーグ32試合・5試合とチームの中心として活躍し、昨季オランダの名門PSVに完全移籍した。
2019-20シーズン、堂安はベンチスタートも多く、19試合・2得点と振るわず。PSVは堂安と2024年まで契約を結んでいて、堂安がよりコンスタントにプレーできる環境を与えることを考えて、今回のレンタル移籍を判断した。
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[文:サカノワ編集グループ]
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