ファインゴールの南野拓実、しかしリバプール専門メディアは辛口評価
FAカップ4回戦カーディフ戦でゴールを決めたリバーウールの南野拓実。 (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)
1ゴールを奪うのに「平均114分」は評価されるが――。
[FAカップ 4回戦] リバプール 3-1 カーディフ /2022年2月5日12:00(日本時間21:00)/アンフィールド
イングランドFAカップ4回戦、リバプールFCが日本代表FW南野拓実のゴールなどでカーディフ・シティFCに3-1の勝利を収めた。5回戦はノリッジ・シティFCと対戦する。
南野は4-3-3の右ウイングで先発出場し、センターフォワードにロベルト・フィルミーノ、左にはディオゴ・ジョッタが入った。そして期待の新戦力であるルイス・ディアスが投入されたあとの68分、そのディアスの折り返しに、後方から飛び込んだ南野が競り勝ってシュートを押し込み、試合を決定づける2点目を決めた。
リバプールでの公式戦50試合目、南野が自らのゴールで祝う形に。これで今季公式戦では通算7ゴールとなった。
しかしチームの情報を扱う『リバプール・エコー』は、南野に対し厳しい評価を下している。今回複数のコロナ陽性者、そしてサディオ・マネ、モハメド・サラーがアフリカ選手権で不在の中、南野には先発のチャンスが巡ってきた。
レッズの18番にとってアピールへの絶好の機会であり1得点と結果を残したが、その評価について「答えはユルゲン・クロップしか分からない」としている。
同メディアは次のように評価する。
「ゴールという結果は残せたが、実際はチャンスを逃してしまった。右サイドで効果的なプレーを見せられず、2つポジションを下げたうえに中央に寄りすぎていた」と指摘。2020年1月の加入から随所で才能の片りんは見せ、今季7得点は、平均114分で1点を決めている。そのあたりは「あらゆるFWの中で優秀な成績」と認める。
とはいえ世界屈指のタレントの中では、「低予算のギャンブル的な契約は、実際には報われていない」として、今回のパフォーマンスでは序列が上がらないだろうと見ている。むしろルイス・ディアスがFCポルトから加わったことで、南野は前線ではいずれも3番あるいは4番手以下の序列に――。
それだけに「この競争を前に、次の先発はどこのポジションになのか気になるところだ」と記す。もちろん全タイトル獲得の可能性が残り、大連戦が続くだけに、出場機会は訪れそうだ。
同メディアもクロップ監督が南野にどのような役割を求め、何を要求していく
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[文:サカノワ編集グループ]