酒井宏樹への暴言疑惑のネイマール、明日にも処分決定。最大で年内出場停止か
酒井宏樹(左)とネイマール(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
負傷により週末の試合はそもそも欠場か。
オリンピック・マルセイユの日本代表DF酒井宏樹らに対する差別的暴言を発した疑惑を持たれている、パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールへの処分が、9月30日にもフランスプロサッカーリーグ(LFP)から発表される。
ネイマールは9月28日に先発フル出場したスタッド・ランス戦(〇2-0)で、試合終盤にふくたはぎを打撲。10月2日のアンジェSCOとの一戦を欠場する可能性が出ているという。
一方、28歳のブラジル人アタッカーは9月13日のマルセイユ戦(●0-1)、マッチアップを繰り広げた日本代表DF酒井宏樹に対して「クソな中国人」と差別的な発言をしていた疑惑が持たれている。クラブが通信社から証拠の画像を入手しとされ、それを受けて、フランスプロサッカーリーグ(LFP)の懲罰委員会が調査を行ってきた。
さらにネイマールは、両チーム5人の退場劇が起きた後半アディショナルタイムの直前に揉み合っていたDFアルバロ・ゴンサレスから「クソなサル」と言われたとメディアに公言し、これも調査の対象となってきた。ただし一方で、ネイマール自身も、アルバロ・ゴンサレスに「同性愛者」と発言した嫌疑がかけられている。
FIFA(国際サッカー連盟)はサッカー界からの人種差別追放を訴えてきた。それだけにスター選手からの侮蔑発信が認められれば、さすがに看過できない状況になる。場合によっては、より非常に厳しい制裁が科される。
『アス』によると、10試合以上の出場停止が科される可能性があり、そうなると、ネイマールは年明けまでプレーできなくなるという。
一方、パリSGから9年ぶりの勝利を収めたマルセイユだが、その後、2分1敗と勝利を収められず、5節を終えて2勝2分1敗で、9位に順位を落としている。
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[文:サカノワ編集グループ]