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お金より夢!香川真司が年俸1200万円でサバデル加入か。サラゴサ約3600万円補填

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

契約解除ですでに合意か。

 日本代表MF香川真司の新天地がいよいよ決定か? それとも……。

 スペインメディア『マルカ』は9月30日、「サバデルはカガワを待つ」と題したレポートを掲載し、スペイン2部リーグのCEサバデルが香川の獲得に向けて本格的に検討していると報じた。

 記事によると、しかしサバデルの提示している年俸は10万ユーロ(約1200万円)。それ以上を支払うことはできないという。

 そのため、レアル・サラゴサは香川と契約解除に踏み切ったうええで、2021年6月まで受け取る予定だった額の“不足分”を補填するというのだ。サラゴサが埋め合わせる額は、30万ユーロ(約3600万円)とも50万ユーロ(約6200万円)とも言われる。

 となると、ラージョ・バジェカーノ、柴崎岳も所属するCDレガネスなど、スペイン国内で香川獲得を検討していた他クラブが、再び名乗りを挙げることもあり得る。

 香川はサラゴサでは、EU外の外国籍選手枠(2部リーグは2枠)から外れ、選手登録できない状況にある。またクラブは10月5日の移籍期間のタイムリミットまでに新たな補強を行うため、バジェットを空けるためにも、香川に退団することを要求していた。

 サラゴサは9月24日に香川と契約を解除するため、年俸60万ユーロ(約7400万円)(※40万ユーロと伝える媒体も)を分割で支払う方法を提案。それを受けて最後の双方の話し合いが行われてきたという。

 31歳の香川には他にカタールや中東のクラブから移籍金約2億円での高額オファーが届いていた。また、MLS(メジャーリーグサッカー)、ドイツ、トルコ、日本のJリーグからも関心が寄せられている。ただ香川は夢であったスペインでのプレーにこだわり、新天地を探してきた。

 サラゴサと香川サイドは、双方円満での退団を模索している。ただ香川はフリーの身になれば、移籍期間が終わる10月5日以降も新たなチームに加わることもできる。一方、すでにスペインの1部・2部リーグとも開幕し、各クラブには人件費の上限も設定されているため、元々価値の高かった香川の新天地探しは難航を余儀なくされている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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