酒井宏樹へ暴言疑惑、ネイマールが「処分なし」で決着した理由は?

酒井宏樹(左)とネイマール(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「サル」発言疑惑のアルバロ・ゴンザレスも。

 パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールが9月13日のホームでのオリンピック・マルセイユ戦(マルセイユが1-0勝利)、日本代表DF酒井宏樹に対し「クソな中国人」など侮辱的な暴言をしたとされる問題で、フランスプロサッカーリーグ(LFP)の懲戒委員会はこの件について「不問」にすると発表した。同じくこの試合で、ネイマールに対し「サル」と発言した疑惑のかかっていたスペイン人DFアルバロ・ゴンザレスについても同じ扱いに終わった。

『レキップ』『グローボ』によると、まずパリSGからの訴えを受けて調査をしてきた同懲戒委員会は、この決定の理由について、確固たる証拠がないことを挙げている。

 各メディアが読唇術の専門家による調査などを進め、その発言がほぼ間違いないという状況証拠は揃っていた。しかし、決定的になる肉声は捉えていなかった。

 また両者からの聞き取り調査も行ったうえで、今回「処分なし」の決定に至ったという。

 パリSGとネイマールは今回の件について、コメントを発表していない。一方、マルセイユは「アルバロ・ゴンサレスへの懲戒委員会の決定に満足しています。アルバロは人種差別主義者ではありません。このテーマに関する、彼へのいかなる非難は不公平であり根拠がありません。オリンピック・マルセイユは人種差別に反対するクラブであり、これからもピッチの内外で、サポーターとともに戦っていきます」と公式声明を出した。

 9月13日の試合では、酒井とネイマールが再三にわたり激しいマッチアップを展開(開始7分には、酒井にイエローカードが出された)。するとネイマールが酒井に向けて、「出ていけ!」「クソな中国人」など発していとされる。また、パリSGはその試合の後半アディショナルタイム、マルセイユのDFアルバロ・ゴンサレスがネイマールに対し「サル」と発言していたと指摘していた。

注目記事:「クソな中国人」ネイマールが酒井宏樹に侮辱的発言か。パリSG対マルセイユ戦で…

[文:サカノワ編集グループ]

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