Jリーグ移籍市場は30日終了!日本代表GK権田修一の復帰は?
権田修一。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
特例で設けられた第3の移籍期間。
Jリーグの第3の移籍ウインドー(選手登録期間)が10月30日で終了する。リーグの発表によれば、例外規定が適用される選手の最終登録は11月6日まで。
今回の「第3のウインドー」は新型コロナウイルスの影響を考慮し、FIFA(国際サッカー連盟)によって特例として認められているもの。シーズンも残り約1か月半と大詰めを迎えるなか、V・ファーレン長崎が昨季J1リーグ制覇に貢献した横浜F・マリノスのエジガル・ジュニオをレンタル移籍で獲得。さらにACL(アジアチャンピオンズリーグ)の選手登録の兼ね合いもあり高丘陽平と朴一圭がトレードする形で、それぞれ横浜FMとサガン鳥栖に新天地を求めた。
また札幌はフリーになっていた元横浜FMのウーゴ・ヴィエイラの獲得を発表。こちらはむしろ来季に向けたクラブの“メッセージ”を込められた補強とも言える。
さらに期間ギリギリでの大型移籍はあるのか?
注目の一人が、ポルトガル1部のポルティモネンセSCに所属する日本代表GK権田修一だ。
ポルトガルメディア『ア・ボラ』が9月12日の時点で、「日本から復帰のオファーがこの数日内にあった」と報じていた。その記事では、クラブは好条件のオファーが届いたことを喜んでいる。ただ設定している移籍条件を下げるなど、安易に手放すつもりはないと強調していた。
ポルティモネンセには前鹿島アントラーズの日本代表DF安西幸輝も在籍。このほど浦和レッズにいたブラジル人のDFマウリシオ、FWファブリシオがレンタル移籍している。
また出場機会を得られずにいる権田自身も現状には危機感を持っている。10月の日本代表シリーズでは、カメルーン代表戦で先発フル出場。スコアレスドローに抑えて、その実力の健在ぶりを改めて示した。
31歳の権田は今季リーグ出場の機会を得られずにいるが、欧州で戦う意義を感じ取る一方で、Jリーグ復帰について問われると、それも選択肢として考えなければいけないと口にしていた。
ゴールキーパーが補強ポイントのクラブは数多い。果たして土壇場でのビッグディールはあるのか――。
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[文:サカノワ編集グループ]