ポーランドメディアがしみじみ驚く。レヴァンドフスキではなく香川真司が栄光のキャリアを歩むと10年前考えられていたが…

競り合うドルトムントの香川真司とシャルケの内田篤人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ドルトムントでは当初、香川やバリオスの控えがレヴァンドフスキだった。

 ポーランドメディア『SPORT.PL』は10月29日、目下世界最強ストライカーとしてゴールを量産するバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(32歳)と所属先を失ったままの元日本代表MF香川真司(31歳)を比較するレポートを掲載した。10年前、ボルシア・ドルトムントで香川が衝撃的なデビューを果たしたことを受けて、控えに甘んじていたレヴァンドフスキにある記者が「カガワのような才能を持ってほしいものだ」と“注文”していたことを振り返る。

 ユルゲン・クロップ監督のもとでドルトムントは、2010-11シーズンはリーグ連覇、2010-12シーズンは2冠を達成した。セレッソ大阪から加入した香川はトップ下のレギュラーとして君臨。一方、ポーランドのレフ・ポズナンから加入したレヴァンドフスキは香川、あるいはセンターフォワードのルーカス・バリオスに次ぐアタッカー陣の二番手の存在だった。

 実際に「10年前、レヴァンドフスキではなく香川真司が栄光のキャリアを歩むと考えられていた。正直なところ、誰もがレヴァンドフスキが世界最高峰のストライカーになるとは思っていなかった」と回想する。

 一方、日本サッカーの現状にも目を向ける。「21世紀に入り、ヨーロッパを席巻した日本人選手はあまりいない」と、中でも開拓者である中田英寿はイタリア・セリエAで200試合以上の出場を果たした点を評価。しかし現在は久保建英、冨安健洋、南野拓実らが「今最も人気を集めている」と名前を挙げるが、「本当に素晴らしいキャリアを残しているのはShinji KAGAWAだ」と称賛する。

 そして香川のドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍していったキャリアを詳しく振り返ったうえで、現在31歳のミッドフィルダーが年俸1200万円、レアル・サラゴサが数千万円を補填する条件を示しても、スペインでプレーするチームを見つけられずにいる“無所属”が1か月続いている状態を憂慮する。

 そして「バリオスのサブだったレヴァンドフスキが、いまやクリスチアーノ・ロナウドやリオネル・メッシと競うところまで来ていることを考えると……」と、才能だけでなく、そこにいろいろな時の流れがあるものだと、しみじみ伝えている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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