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「最初の会話を覚えている」原口元気への信頼、指揮官が理由を語る。ハノーファー14位低迷…V字回復なるか

ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

チームとともに「10番」が岐路に立つ。

 ブンデスリーガ2部のハノーファー96は11月29日、ホルシュタイン・キールに0-3で完敗を喫し、5試合勝ち星なし(2分3敗)、しかも2分けはいずれもスコアレスドローと完全に泥沼にハマっている。3勝1分5敗で18チーム中14位と低迷している。

 批判の矛先は、助っ人であり10番をつける日本代表MF原口元気に向く。ハノーファーを中心に報じる『シュポルト・ブッツェル』はこのほど、「低迷曲線の象徴、原口元気がトップフォームを求めて走る」と題した記事を掲載した。

 ケナン・コジャック監督は昨年11月に就任。2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)のベルギー代表戦(●2-3)でゴールを決めている原口の実力を買い、起用し続けることで自信を取り戻すはずだと、これまで一貫してレギュラーとして先発起用を続けてきた。現在のチームが低迷を続けるなかでも、指揮官は「ゲンキはここから上昇気流に乗っていけるはずだ」と期待を寄せる。

 そして1年前、コジャック氏がハノーファーの監督に就任し、初めて原口と話をした時のことについても触れる。

「私が来た時、ゲンキの自信のなさが際立っていました。そこで彼が監督室に来て初めて話した時のことをよく覚えています。戦術ボードの前で、日本語とドイツ語と英語が混ざっていました。 しかしそこで互いに理解し、ベースを築けました。彼は我々にとって非常に貴重な選手。すべての面で違いを作れますから」

 指揮官は試合で起用し続けることで「10番」をつける原口に自信を取り戻させ、全幅の信頼を置いてきた。だから、今度も期待しているというのだ。

 とはいえ、チームは14位と厳しい状況にある。まさにハノーファーも、原口も、V字回復するための最後の岐路に立っている。

 このままでは3年ぶりの1部復帰どころか、またも3部降格の危機に瀕してしまう。

 そこで記者は「レギュラーの座はそろそろ危ういのでは?」と質問すると、コジャック監督はこう答えたという。

「私は選手に何かを考えさせるためにメンバーから外すアクションを起こすような監督ではありません。ただし、その選手のクオリティには、メンタリティも含まれています」

 自信を再び失い、士気を取り戻せないようであれば――という意味合いか。こうした状況だからこそ、俺がチームを勝たせる。そんな元気溢れる気概が“ Genki HARAGUCHI ”には求められている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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