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再び退場のヘタフェ指揮官が嘆き節「タイトな守備を失った」。久保建英は2戦連続途中出場も、チームは3戦連続枠内シュートなし

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

選手たちは「自信を失っているかもしれない」。

[スペイン1部] ヘタフェ 0-1 レアル・ソシエダ/2021年2月14日/コリセウム・アルフォンソ・ペレス

 スペイン1部リーグ、ヘタフェがCFがホームでのレアル・ソシエダ戦を0-1で落として3連敗を喫した。5試合勝ち星なし。降格圏と勝点3まで接近する厳しい状況に追い込まれている。レアル・マドリードから期限付き移籍している日本代表MF久保建英は2試合連続のベンチスタートで、58分、カルレス・アレニャとともに投入された。右サイドからボールを持ち込み何度か攻撃の起点にはなったものの、肝心なファイナルサードを打開することはできなかった。チームは3試合連続、枠内シュートなし(その前のデポルティーボ・アラベス戦[0-0]も1本のみ)。

 また、セビージャFC戦で退席処分になったヘタフェのホセ・ボルダラス監督が復帰したものの、テクニカルエリアを越えて相手選手と言い合いになり、主審からまたも一発レッドの退場処分を食らった。

 スペインメディア『エル・デスマルケ』によると、指揮官は試合後の記者会見で次のように久保とアレニャの課題を指摘している。

「二人は加入後間もなくスターターとなり、何試合か出場しました。しかし、攻撃的に重要なポテンシャルとクオリティを持つ彼らだけの責任ではありませんが、多くの失点を喫してしまったのは、タイトな守備のレベルを失ってしまったからです」

 全体の問題であるとしながらも、二人の加入後、バランスを模索していると言っている。

「私たちは3試合で10失点以上は喫していませんでした(直近アウェー3戦で計10失点)。まず私たちが求めているのは守備をしっかりすることです。そこから試合に入ります。さらに彼らが助けになると、私たちは求めたわけです。結果は良くなかったものの、これから私たちを助けてくれるでしょう」

 また、クラブ公式サイトでは、次のようなコメントも紹介されている。

「今はベストな状態ではありません。躍動感を取り戻したいと思っていますし、選手たちは頑張っています。自信を失っているのかもしれませんが、向上のために日々努力しています。決して能力を持った選手がいないわけではなく、攻撃面では上手くいかず躍動感を生み出せずにいます」

 ややお手上げという印象にも受け止められる。ただ、一つ歯車が噛み合うことで、前進していくはずだという期待も感じられる。久保がチームを突き動かす存在になるしかない。

注目記事:久保建英がゲーム、東京五輪、責任、ヘタフェ…様々なテーマに答える「愉快な仲間たち。明るい選手ばかり」

[文:サカノワ編集グループ]

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