ネフチ・バクーの最強ライバル監督が「本田圭佑」に言及。「全てのチームにとって…」
日本代表での本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
フリートランスファーの獲得の可能性について聞かれると、「2、3か月プレーしていない選手はちょっと難しい」。
元日本代表MF本田圭佑が3月13日にアゼルバイジャンの首都バクーに到着、メディカルチェックをパスすれば、これまで報じられてきた同国1部首位のネフチ・バクーと正式契約を結ぶ。ネフチ・バクーは14日にサバイルFK戦(〇4-0)を行っており、早ければ15日にもアゼルバイジャン1部初の日本人選手「ネフチ・バクー Keisuke HONDA」が誕生する。
また、現在ネフチ・バクーと同勝点でデッドヒートを繰り広げているのが、2位カラバフFKだ。久保建英が所属していたビジャレアルCFとヨーロッパリーグ(EL)のグループステージで同組だったチームである。
そのカラバフのグルバン・グルバノフ監督が13日のサバ・バクー戦(〇2-0)後の記者会見で、ライバルであるネフチ・バクーの本田獲得について感想を求められ、次のように答えている。
「私たちのリーグでそのようなビッグネームの名前が語られるようになるのはポジティブなことです。有名な監督、さらに選手とアゼルバイジャンに来るのは興味深い。現在は無観客での試合開催になっていますが、プラスです。この移籍は彼らの野心を示していますね。アゼルバイジャンにそのような選手が来るのは、全てのチームにとって良いこと。全ての選手が、対戦する時のモチベートになります」
そのようにカラバフの指揮官は本田を歓迎している。ただ、ここから国際Aマッチデーとの兼ね合いでリーグ戦が約2週間空くため、「シーズン最終盤に向けて、(本田のような)フリーエージェント(フリートランスファー)の選手を獲得する考えはありますか?」という質問には、次のように答えている。
「選手はコンディションが良い時に移籍すべきだと考えます。2、3か月プレーしていない選手はちょっと難しい。とはいえもちろん適切なオプションとして検討します。ただ現時点ではそのような考えはありません」
“2、3か月プレーしていない”とは、まさにボタフォゴFRを昨年末に退団した本田が該当する。グルバノフ監督は本田を戦力としては、懐疑的な目で見ているようだ。
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[文:サカノワ編集グループ]