「価値ある勝利」フランクフルト長谷部誠がCL出場へ大きな勝点3、遠藤渓太のウニオン戦大勝を喜ぶ
フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
シュート数は9対25だが、スコアは5-2。ホームチームの試合巧者ぶりが際立つ。
[ブンデス1部 26節] フランクフルト 5-2 ウニオン・ベルリン/2021年3月20日/コンメルツバンク・アレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ1部、アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠が、5-2の大勝を収めたウニオン・ベルリン戦のあと、クラブ公式サイトにコメントを掲載した。37歳の元日本代表キャプテンは「価値ある勝利」と、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得に前進する、大きな勝点3を喜んだ。
3試合ぶりにリベロで先発フル出場した長谷部は体を張った集中力の高い守備を続け、何より最後尾からのビルドアップで相手チームとのクオリティの差を見せつけた。シュート数は9対25だったが、試合内容的にはフランクフルトの巧者ぶりが際立った。
ただ長谷部は途中出場したウニオンの遠藤渓太へのファウルでイエローカードを受け、累積警告により次節の5位ボルシア・ドルトムント戦を出場停止に。そこだけは悔やまれるものの、CLの出場権を得られる4位をしっかりキープ。1.FCケルンと引き分けたドルトムントとの勝点差も開いた。
長谷部は次のようにコメントしている。
「1-1になる前、明らかなファウルがあったように思いましたが……最後は5-2で勝てましたので、すべて問題ありません。前半は主導権を握り、とてもいいサッカーができました。後半は少し受け身になったものの、落ち着いてできました。価値ある勝利になりました」
日本代表に選ばれた鎌田大地はチェイシングからオウンゴールを誘発し、さらに絶好調のポルトガル代表FWアンドレ・シウバへの絶妙なスルーパスで1アシストを記録。気持ちよく日本に戻り、韓国代表戦、そしてモンゴル代表戦に臨む。
フランクフルトは12勝11分3敗(53得点・36失点)の勝点47で4位。一方、ウニオンは9勝11分6敗(40得点・32失点)の勝点38で7位。
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[文:サカノワ編集グループ]