「橋岡君のマグレクロス」にSTVV鈴木優磨が感謝、ゴール量産の秘訣語る。ベルギー1部17ゴール!
ベフェレン戦で2ゴールを決めたシント=トロイデンの鈴木優磨。(C)STVV
「サッカーは人によくしたら絶対に返ってくる」。シント=トロイデン1部残留決定。
[ベルギー1部 31節] ベフェレン 2-4 シント=トロイデン/2021年4月6日(日本時間7日2:00)/フレシエル・スタディオン
ベルギー1部(ジュピラー・プロ・リーグ)31節、シント=トロイデンVV(STVV)が退場者を二人出したバースラント・ベフェレンに4-2の勝利を収め、1部残留を決めた。鈴木優磨が2ゴール、橋岡大樹が2アシスト(そのうち1アシストが鈴木の得点)、シュミット・ダニエルもフル出場で勝利に貢献した。
鈴木は試合後のフラッシュインタビューで、「連戦で精神的にも疲れていて、試合開始直後は全体的に体も重く、入りは良くなかった。ただ、そこからラッキーも重なったけれど勝点3を取れたのは、かなりデカいです」と振り返った。
自身の1点目は左サイドからのクロスに飛び込みボレーで合わせたもの。そして2点目は、右SB橋岡からのグラウンダーのクロスをやや下がりながらもしっかりミートして決めてみせた。欧州1部リーグでの17得点は、日本人歴代最多だ。
「橋岡君も1点目は自分のミスと分かっていましたし(開始1分、見送ったボールが相手に渡り決められる)、それを前半は引きずっていました。後半なんとか取り返したい思いが強く、またあのマグレクロスから点を取れました(笑)」
イロンベ・ムボヨとの2トップは、互いを尊重し合う関係性を築けていて、それぞれゴールを量産。ムボヨもこの日2ゴールを決めて、そのうち1点は鈴木のシュートからの跳ね返りが当たったような形から生まれている。鈴木はそれぞれが補完しあっているからこそ、相乗効果が生まれていると頷く。
「サッカーは人によくしたら絶対に返ってくるし、我を出しすぎずチームメイトのことを考えることが結果につながっています。サッカーはギブ・アンド・テイク。勝利と、ムボヨさんの得点と、僕のゴール、すべて満足しています」
シント=トロイデンは10勝8分14敗の勝点38、14位で1部残留を確定させた。鈴木は32試合・17得点・4アシスト、橋岡は4試合・3アシスト。シュミットは23試合出場。
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[文:サカノワ編集グループ]