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【高校選手権】藤原優大が浦和の先輩武田英寿から「頑張れ」とエール。日本一へ「たくさんの人のために戦う」

青森山田の藤原優大。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

山梨学院と埼スタで決勝!

[高校選手権 決勝] 山梨学院 – 青森山田/2021年1月11日14:05/埼玉スタジアム ※45分ハーフ

 全国高校サッカー選手権決勝、山梨学院対青森山田が1月11日に埼玉スタジアムで開催される。山梨学院は11年ぶり二度目、青森山田は3年ぶりのファイナル進出で、2大会ぶり三度目の優勝を目指す。

 青森山田は1試合ごとに力強さを増しながら、準決勝・矢板中央戦では5-0の大勝を収めた。ただ浦和レッズへの加入が内定しているキャプテンのDF藤原優大は次のように気を引き締めた。

「青森山田らしいサッカーができたかなと思いますが、まだまだ課題はあります。まだまだできる部分はあり、もう一度そこをチームとして確認し、決勝は今までの集大成と言える素晴らしい試合をしたいと思います」

 無観客での埼スタ。大きく環境が変わったなかでの一戦だったが、高い集中力で最後まで戦い切った。

「(これまでの中で修正してきた点は?)修正というよりも、意識のところで変えられる問題ばかりだったので、ミーティングや選手同士など話し合いながら改善してきました。(個人的な課題は?)ビルドアップの力はまだまだで、(年代別)代表に呼んでもらったことも経験になり、それに1年間自分で考えて取り組んできたサッカーを少しずつ出せてきていると思います。それでも上へ行くにはまだまだ必要だと思っています。こうした大舞台で、そういったプレーができるようになってきたことは、成長になっているのかなと感じています」

 前回の決勝・静岡学園戦では先輩の武田英寿と藤原がゴールを決めて2点先取したものの、その後、逆転負けを喫した。卒業後は浦和でも先輩・後輩の関係になる武田とは「(準決勝の)昨日、おとといと電話で話して、『頑張れ』と言われました」という。

「ヒデさんや先輩に申し訳ないプレーを昨年の決勝ではしてしまいました。そういう方たちのためにも、という気持ちで戦っています。ただヒデさんから『頑張れ』と言われるのはモチベーションになりますが、ヒデさんだけではなくて、僕らはたくさんの人のために戦っています」

 いろんな人のさまざまな思いを背負って、藤原が“ホーム”埼スタで、決勝の舞台に立つ。

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[文:塚越始]

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