大村知事「来てほしくなかった」発言釈明も、タイメディア「状況は好転しなかった」愛知・名古屋アジア大会
閉会式での大村秀章知事。写真:西村尚己/アフロスポーツ
タイ代表の監督・コーチへの言葉だとして、撤回はせず、改めてSNSにも書き込む
愛知県の大村秀章知事が愛知・名古屋アジア大会のテックボールに出場したタイ選手団関係者について発した「来てほしくなかった」との発言について、タイメディア『カオソッド』は10月8日、大村知事がSNSで釈明したと報じた。しかし、テックボール・タイ代表の監督・コーチを念頭に置いた発言だったと説明したものの、「再生回数を稼ぎに来たのかと思った。来てほしくなかったと思った」と改めて“来てほしくなかった”という文言を撤回せず、むしろ強調する形に。SNSでは批判が相次ぎ、同メディアは「状況は好転しなかった」と報じている。
大村知事は、会場で提供された食事について動画をSNSに投稿したタイのテックボール関係者を巡り、「来てほしくなかった」と発言したとされる報道に反論。自身のエックス(旧ツイッター)で、タイ代表チーム全体に向けた発言ではなかったと説明した。
『カオソッド』は、知事が「タイの選手ではなく、チームマネジャーとコーチを念頭に置いた発言だった」と釈明したと伝えた。一方、この説明は「状況を良くするものにはなっていないようだ」と記した。
知事は投稿で、会見時の発言を改めて掲載。「テックボールの会場そばでの昼食について、『こんな料理しかない』と言われ、ちょっとひどいねと。タイ選手団の監督、コーチは何しに来たのだろう、再生回数を稼ぎに来たのかと思った」と説明した。
さらに、「その時は、あんまりこういう人は来てほしくなかったなと思った」としたうえで、今年に入り追加されたテックボールとパデルについては、食事を含む運営は大会組織委員会の外の話であり、関知できないとの認識も示した。
知事は、事実関係に反する記述があるとして、日本メディアに抗議と訂正を求めたことも明らかにした。
しかし、対象をタイ選手団全体から、テックボール・タイ代表の監督、コーチらに限定したとしても、「来てほしくなかった」との言葉自体は改めて認めた形だ。しかも、再生回数稼ぎのための投稿だったとは断じにくく、実際に提供された質素な食事は日本国内でも驚きをもって伝えられた。タイ国内でも注目を集めるなか、知事の釈明は新たな火種となってしまった。
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