スペイン紙の久保建英評「小さなチャンスを生かした」。トッテナム戦でシュート3本
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「電気ショックを与えた」
[アウディ杯] レアル・マドリード 0-1 トッテナム/2019年7月30日(日本時間31日1時)/アリアンツ・アレーナ(ドイツ・ミュンヘン)
親善大会「アウディカップ」準決勝で、レアル・マドリーはトッテナム・ホットスパーFC戦に0-1で敗れた。先のアメリカでの「インターナショナル・チャンピオンズ・カップ」から90分間で一度も勝てず、プレシーズンマッチはこれまで通算1PK勝ち3敗。今日フェネルバフチェSKとの3位決定戦に臨む。
ベンチスタートとなった久保建英は0-1で迎えた79分から途中出場し、約10分間プレー。相手選手のケガの治療などもあり稼働時間は限られたが、そのなかで3本のシュートを放った。1本目は強烈なミドルでGKに阻まれた。続いてクロスからのこぼれ球の右足による決定的なシュートは枠を捉えきれず(これは枠内には収めたかった)。そして試合終了間際、カットインからのショットは、目の前にいた相手選手の顔面に直撃し、ブロックされる形となった。
確かにこの日の選手の中では、インパクトがあった、と言えた。ただ、チームとしても結果が求められた試合だっただけに、個人のアピールも大切だが、何より得点に結びつく働きをしたかった。もちろんほぼ選手全員交代していた状況で、コンビネーションを構築するのも難しく、打開できる選手が限られたのも事実だが。
スペイン紙の『アス』は、選手個々の寸評を掲載。久保については短く、「小さなチャンスを生かした。3本のシュートを放ち、最後に至近距離から電気ショックを与えた」と評した。
もう一方のカードは、バイエルン・ミュンヘンが6-1でフェネルバフチェに勝利。レアルは31日(日本時間1日1時から)、フェネルバフチェと3位決定戦を行う(クラブ公式ホームページ内の『レアル・マドリードTV』で中継)。
果たして久保の実戦初先発はあるか? そろそろ力のある選手とのセッションも見てみたいが……そんなチャンスは訪れるだろうか。
また、レアルはこのあと、7日にRBザルツブルク、11日にASローマと、いずれもアウェーでプレシーズンマッチを行う。
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[文:サカノワ編集グループ]