来夏のレアルはヴィニシウス移籍、久保復帰が規定路線!?スペイン紙が報じる
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
調子が上がらない”ヴィニ”獲得をバリャドリードが検討か。
[スペイン1部 14節] マジョルカ – ベティス/2019年11月30日(日本時間12月1日2:30)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ
スペインメディア『ドン・バロン』は11月26日、レアル・マドリードに所属するブラジル人アタッカーのヴィニシウス・ジュニオールがなかなか調子が上がらずにいる点に憂慮し、「彼はこのままではレアル・マドリードを離れなければならなくなる」と題したレポートを掲載した。同日に行われたUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のホームでのパリ・サンジェルマン戦(△2-2)はメンバー外となった。
昨季ブレイクを果たし、現在19歳になるブラジル人のヴィニシウスは、エデン・アザールら攻撃陣の負傷離脱もあり、開幕からリーグ4試合連続(2試合先発)、CLグループステージも3試合連続(いずれも途中から)で出場していた。
しかし、そこでわずか1アシストしか記録できず。6節のCAオサスナ戦(〇2-0)でようやく初ゴールを決めたが、結局、これまでの記録は1得点・1アシストにとどまっている。
そこに、18歳の同郷の出身でもあるロドリゴの猛烈なアピールもあり、ヴィニシウスはさらに序列を下げることになった。そして最近はケガもあり4試合中3試合を欠場している。
記事では「この選手が必要としているのはベンチやスタンドに控え数分の出場機会を待つことではない。オプションを活用して一度期限付き移籍すること」を推奨している。そして来年の夏、つまり2020-2021シーズンについても言及する。
「来年の夏、マジョルカから帰還する久保建英のための枠も空けておかなければいけない。そのためのスペースを作るため選択されるのは、このままであれば『ヴィニ』だ。ジネディーヌ・ジダン監督の心を変えさせなければいけない」
EU圏外枠の問題もあるが、ポジション的にも重なることで、久保復帰となれば、ヴィニシウスの居場所がないだろうと予測する。さらに具体的に、元ブラジル代表エースのロナウド氏がオーナーを務めるレアル・バリャドリードを移籍先候補として推奨している。実際、バリャドリードもヴィニシウス獲得に関心を示しているということだ。
こうした話題になるのも、久保がマジョルカで調子を上げてきたからでもある。とはいえ、その評価が、突然、一夜にして一変する世界でもある。まだ先は長い。が、あと半年ほどとも言える。
まずは今週末、それぞれがピッチに立ち、チームの勝利とともに、最高の輝きを放とうと挑む。
マジョルカは現地時間11月30日、ホームでレアル・ベティスと対戦する。久保にはホーム2試合連続ゴールの期待が懸かる。
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[文:サカノワ編集グループ]