マジョルカ久保6試合連続と予想。しかし指揮官は「競争し戦わなければ」とチーム内の争いを促す
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
17位のマジョルカが勝点1差の18位セルタと対戦。開幕からのアウェー7連敗をストップできるか。
[スペイン1部 17節] セルタ – マジョルカ/2019年12月15日/バライードス
スペインメディア『マルカ』は、スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)のセルタ・デ・ビーゴ対RCDマジョルカのスタメン予想で、久保建英の6試合連続での先発を予想している。チームは3連敗中で、今回も開幕から7連敗と続くアウェーでの一戦になる。久保の一発で、この悪い流れを止められるか。
『マルカ』は従来通り4-1-4-1(4-3-3)で、久保は左サイドハーフ(左ウイング)に入ると予想されている。マジョルカのビセンテ・モレノ監督は試合前日の公式記者会見で、「しっかりと自分たちの道を進み、競争し合い、戦っていかなければいけません」と、チーム内の競争の重要性を説いている。また、「負け続ければ悪化するだけ。結果を残さなければ、状況は改善されません」と、「結果」を残すことにこだわる覚悟を示している。
マジョルカは4勝2分10敗(16得点・28失点)の勝点14で17位、一方、セルタは勝点1差で降格圏の18位に沈んでいる。ここでしっかり叩くことができれば、1部残留に向けても大きなアドバンテージを得られる。
久保はこれまでリーグ13試合1得点・2アシスト。前節はカンプノウでのFCバルセロナ戦で先発フル出場したが、バルサの育成組織(カンテラ)時代からの憧れの的であったリオネル・メッシに、目の前でハットトリックを決められるなど、2-5で敗れた。ウイングならばゴールを狙え――というメッセージにもなったか。大きな刺激を受けただけに、その悔しさと得たものを、ピッチに還元したい。
試合を重ねるごとに周囲との連係も良くなってきた。それだけに、そろそろ……チームとしても、久保個人としても、「結果=ゴールに直結する仕事」をしたいところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]