セティエン新監督が視察、バルサB安部裕葵「できることはチームのために必死に走ることだけ」と勝利に貢献
バルセロナBでの安部裕葵。(C)FC_BARCELONA/(C)FCB
CFバダロナに2-1の逆転勝利。クラブ公式サイトに安部のコメントが紹介される。
スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)のFCバルセロナの新指揮官に就任したキケ・セティエン監督が1月15日、バルセロナB対CFバダロナ戦を視察した。現在最も注目を集める一人である監督の前で、U-23日本代表候補のFW安部裕葵はフル出場を果たして、バルセロナBも2-1で勝利を収めた。
チームは先制点を与えながらも、モンチュ、ダニ・モレルのゴールで逆転に成功。安部はセンターフォワードとしてチャンスメイクとハードワークで、勝点3の獲得に貢献してみせた。
バルセロナのクラブ日本語版公式サイトでは、その安部の試合後のコメントが紹介されている。
安部は「チームとしても、良い雰囲気で試合を終えられたと思います。今日は相手のセンターバックを引き出してスペースを作ろうと思ったもののそれができなかったので、次の試合に向けて工夫していきたいです」と試合を振り返る。
またチームメイトとのコミュニケーションも図れてきて、「(チームへの)適応は、周りのみんながサポートしてくれてこそなので、本当に感謝しています」とも語る。
また、セティエン監督が就任し、さっそく視察に来ていたことについて、次のように話す。
「(セティエン監督に試合を)見ていただけるのは光栄ですが、ただ自分にできることは、このチームのために必死に走ることだけです。試合中、僕自身はそういったこと(Aチームの監督がいるかどうかなど)は、気にしてはいません。またコツコツと、自分にできることからやっていこうと思います」
そのように、安部自身がチームのためにできることは、どんな時でも基本的には変わらないと、その点を強調していた。
この勝利でバルセロナBはセグンダB(実質3部リーグ)グループ3で、9勝8分3敗(29得点・19失点)の勝点35に伸ばし、首位CEサバデルとは勝点3差の3位につける(20チーム中)。
また安部はこれまで16試合・4ゴールを記録。次節は1月26日、15位のSDエヘアと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]