革新的?エンタメ?本田のOneTokyo初代監督は武井壮さんに決定。”あの問題”を再び指摘
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
東京都リーグ4部から出発。注目度はすでにJリーグ級。
本田圭佑が発起人となって立ち上げられた東京都4部リーグの社会人チーム「One Tokyo FC」の初代監督に、タレントで元陸上男子十種競技王者の武井壮さんが就任することが決まった。同クラブが採用する会員による選挙(投票)によって1位になり決定した。
チームの運営や決定は、基本的に多数決で決定していくという方針のもと、今回、監督選ぶに着手。7人(そのうち本田自身は辞退)の中から、武井さんが選出された。
本田は自身のツイッター(アカウントは @kskgroup2017)で次のように報告した。
@OneTokyoFC の初代監督は百獣の王 @sosotakei に決定!#宜しくお願いします #onetokyo
続けて、次のように期待を寄せている。
サッカー経験者じゃないけど、サッカーが好きな人にとっては大きな希望ですよね。これで成功したらJ1のクラブからオファー来たりして。 #ライセンスのことは知ってる #だからルールを変えよう
そのように改めて、持論である指導者ライセンス取得のための緩和についても指摘している。
また、武井さん(アカウントは @sosotakei)は次のように抱負を示している。
本田圭佑選手の作ったサッカーチームOneTokyoFCの初代監督に選出して頂きました!!サッカー経験者ではありませんが、さまざまな能力を持ったメンバー達のサポートを活かしてチームにエネルギーと新たなビジョン、モチベーションを与えられる監督になりたいです!!みなさんよろしくお願いします!!
話題の提供力はさすがで、注目度はすでにJリーグ級……むしろプロクラブをもはるかに凌いでいる。
一方、東京都リーグは、都内で試合できる場所が限られ、開催地が千葉県、茨城県、群馬県など関東近郊で行われるケースも多い。しかも早い時間帯に試合開始が設定されることもある。そのなかで、普段仕事をしている人も多いなかで、必ず選手を揃え、ベストな状態を保ち、試合に勝って、昇格を目指していくことになる。
今後One Tokyoの活動を通じて、そうしたアマチュアサッカーであり首都圏のサッカー環境の問題点や課題なども改めて見えてきそうである。
また、革新的とも言える一方、中にはこの取り組みを、道楽的?エンターテイメント?といった目で見ている向きもある。関心を集めているからこそ、永続的な効果や成果を残すことができるかも問われてきそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]