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【名古屋】ランゲラックの新型コロナ感染で、他の全選手は「陰性」。濃厚接触者は「なし」

名古屋グランパスのサポーター。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

全選手が検査を受ける。残すはスタッフ3人に。

 J1リーグの名古屋グランパスは6月8日、前日にオーストラリア代表GKランゲラック、2日に元日本代表FW金崎夢生に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを受けて、これまでPCR検査を受けていなかったトップチームの選手とスタッフ13人のうち10人の検査を実施し、全員が陰性だったと発表した。残りのスタッフ3人はスケジュールなどの都合でまだ検査を受けられずにいて、今後速やかに実施する。

 また、保健所が特定を進めていたランゲラックの濃厚接触者は、クラブ内の選手・スタッフにはいなかった。

 クラブでは2日に金崎の新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、まず濃厚接触者19人がPCR検査を実施。その結果、全員が陰性だった。続いて6日に選手・スタッフの希望者26人にPCR検査を行ったところ、ランゲラックのみ陽性反応が出た。ただしランゲラックに発熱や倦怠感など体調不良の症状は、これまで見られなかった。

 8日に行われたNPB(プロ野球)とJリーグ合同による「新型コロナウイルス対策連絡会議」では、感染症の専門家から「対面でマスクなしで15分以上会話する」などの「濃厚接触者」の定義について見直す、あるいは新たなガイドラインを設ける必要性があるかもしれないという見解が示された。他にも、サッカーのプレー中は「濃厚接触」に当たらず、感染リスクも低いのではないかという意見も出た。

 クラブが発表したランゲラックの検査の過程は次の通り。

◎PCR検査実施日:6月6日(土)
◎陽性判定日:6月6日(土)

▼経過、症状
6月4日(木) オフ(体温36.3℃)
6月5日(金) オンライントレーニング(体温36.1℃)
6月6日(土) オンライントレーニング(体温36.2℃)/ PCR検査→陽性判定

※入院中の金崎とランゲラック以外の選手・スタッフで新型コロナウイルス感染症や風邪の症状などを呈している者はいない。 7日時点でランゲラック本人の体調に異常はないものの、同日午後から愛知県内の病院に入院している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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