会心25メートル弾、原口元気は「俺の距離だった」。ハノーファーが0-3からハンブルクに追い付く
ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
スポンサーから「金のレンガ」が贈られる。
[ブンデスリーガ2部 27節] ハノーファー 3-3 ハンブルク/2021年4月4日/AWDアレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ2部、ハノーファーの原口元気がハンブルガーSV戦、約25メートルのミサイル弾と試合終盤での飛び出しからの一発と2ゴールを奪取。ファンが選ぶこの試合の最優秀選手「シュピーラー・デス・シュピール」に選ばれ、スポンサーから「金のレンガ」が贈られた。室屋成も1アシストを記録している。
ハノーファーはチーム内の新型コロナウイルスの発生により、3月6日のFCエルツゲビルゲ・アウエ戦(△1-1)以来約1か月ぶりの実戦に。
原口はボランチで先発。50分までに3失点を喫する厳しい展開となったが、56分、セットプレーから横パスを受けると約25メートルの地点で右足を振り抜き、豪快にゴールネットに突き刺す。さらに1点を加えたあとの84分、ハノーファーの「10番」がプレッシングからボールを奪ってゴール前に顔を出し、倒れながらもこぼれてきたボールを左足でねじ込み、3-3に追い付いた。
ファン・サポーターから最多92パーセントの支持を得て「シュピーラー・デス・シュピール」に選出された原口は公式サイトで、「(1点目について)あれは約20メートルから25メートルありましたが、俺の距離ですね。典型的な自分のゴールと言ってもらっていいです」と喜びのコメントをしている。
ハノーファーは10勝6分9敗(31得点・39失点)の勝点36で9位(2試合消化が少ない)。
今回の3月シリーズは、チーム状況により日本代表には参戦できなかった。原口は今季、ブンデス2部25試合・7得点・6アシスト。一方、室屋は24試合・3アシスト。
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[文:サカノワ編集グループ]