トルコ行き噂の守田英正「このタイミングでの移籍はもうないと思う」。冬のステップアップ目指す
守田英正。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
サンタクララでは不動のボランチに。一方、日本代表のW杯アジア最終予選の中国戦へ「ピリッとさせたい」。
[W杯 アジア最終予選] 中国 – 日本/2021年9月7日18:00(日本時間8日0:00)/カタール・ドーハ
ポルトガル1部CDサンタクララに所属している日本代表MF守田英正が9月3日にカタールからオンラインによる取材に応じ、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2戦の中国代表(中立地ドーハ開催に)への抱負や自身の近況について語った。
0-1で敗れたオマーン戦をチェックしたそうだ。「してはいけないミスが多々あった。それでは流れは掴めない」と感じたという守田は、中国戦で出番が訪れた際には、「ピリッとさせたい」と決意を示した。
「ベストのメンバー、ベストのパフォーマンスで、もちろん100パーセントの力を出したい。最終予選という大切な大会、次は絶対に勝たないといけない。自分が入ることによって、少しでも雰囲気をいいものにできたらと思います」
また、この夏の移籍期間、川崎フロンターレからサンタクララに移ってまだ半年ほどしか経っていないものの、守田にはさっそくいくつかの具体的な移籍の噂があった。現在も9月8日まで移籍可能なトルコリーグの名門フェネルバフチェSKからオファーが届いていると言われる(ヨーロッパ主要リーグの移籍市場は8月31日で終了)。
そういった“進路”について質問を受けると、26歳のボランチは次のように語った。
「このタイミングで移籍し、僕もいち早くステップアップしたい気持ちはありました。そのつもりでいたのですが、なかなか事情もあり、結果的に移籍できませんでした」
そして再びサンタクララで実績を積み、次の1月の移籍市場でステップアップを遂げたいと気持ちを切り替えていた。
「この前の韓国代表戦でチャーター機を用意してもらったり、今回オマーン戦に出られなかったり、自分が島(サンミゲル島)のクラブにいるということで、その距離も考えると、すごく迷惑をかけていると感じます。
そういったこともあり、早くステップアップしたい気持ちを、今でも持っています。このタイミングでは、もう(移籍は)なくなったと思うので、次の冬に向けて、もう一回、クラブで活躍するだけかなと思います」
そのように事実上、この夏の移籍はなくなったと明かした。
ある意味、守田にとって、この中国戦は仕切り直しへの初陣となる。日本に勢いや流れをもたらす守田の“100パーセント”のプレーを期待したい。
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[文:サカノワ編集グループ]