「本人から申し出」山口の渡邉晋監督が突然の退団。その理由は…
渡邉晋監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「2年でJ1へ」のビジョン、現状では難しいと判断。
J2リーグのレノファ山口は9月29日、渡邉晋監督(WATANABE Susumu)の退任を発表した。本人からの申し出を受けて、クラブが了承したという。名塚善寛ヘッドコーチ(NATSUKA Yoshihiro)の監督昇格も決まった。
山口は現在リーグ8勝8分15敗の勝点32で15位。降格圏の19位ギラヴァンツ北九州とは3ポイント差。
渡邉監督は1973年10月10日生まれ、東京都出身、47歳。現役時代はコンサドーレ札幌、ヴァンフォーレ甲府、ベガルタ仙台でプレー。その後、仙台のスタッフ職を経て、トップチーム監督に。そして今季、山口のトップチーム監督に就任していた。
渡邉監督は次のようにコメントしている。
「レノファ山口FCに関わる全ての皆様へ
日頃より多大なるご支援ご声援を頂き誠にありがとうございます。
このたび、私渡邉晋はレノファ山口FCの監督を退任することになりました。
『J1で戦い続けることができるチームを作る』というレノファが掲げる明確なビジョンに惹かれ、この仕事を引き受けさせて頂きました。9か月チャレンジをし続け、その先にある『2年でJ1昇格』を目指しここまで進んできましたが、その大きな目標から逆算した時、今の状況は到底満足できるものではありません。
選手、チームを高みに導くことができなかった責任を強く感じています。シーズン途中でこのような形になり大変申し訳ありません。
残り11試合、レノファの選手たちが躍動することを心から願っております」
河村孝社長は次のように退団の理由を説明している。
「この度、渡邉晋氏が監督を退任することとなりました。V・ファーレン長崎戦終了後に本人からの申し出があり、話し合いを重ねた結果、双方合意の上、監督を退任することとなりました。2020シーズンJ2リーグ最下位という大変厳しい状況のなかで監督に就任していただき、今日までチームを率いていただいたことに感謝しています」
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[文:サカノワ編集グループ]