【清水】激震!ロティーナ監督解任。平岡宏章コーチが指揮官へ昇格
ロティーナ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
相次ぐ主力選手の負傷離脱に苦しむ。現在16位、J2降格圏が目と鼻の先に――。
J1リーグ清水エスパルスは11月4日、ロティーナ監督(Miguel Angel LOTINA)との契約を双方合意のうえ解除したと発表した。イヴァン・パランコヘッドコーチ、トニ・ヒル・プエルト・フィジカルコーチ、小寺真人分析兼通訳との契約も解除された。また、これまでコーチを務めてきた平岡宏章氏が新監督に就任する。
清水は34節を終えて、7勝11分16敗(31得点・51失点)の勝点32で16位。J2降格圏の17位が目と鼻の先になっていた。
ロティーナ監督は1957年6月18日生まれ、スペイン出身。これまでRCDエスパニョール、レアル・ソシエダ、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、ビジャレアルCFなどスペインの名門で指揮。そして2017年~2018年に東京ヴェルディ、2019年から2020年までセレッソ大阪を率いて、今季、清水に就任していた。いずれも上位に牽引してきたが、今回、清水ではついに歯車が噛み合わなかった。
ロティーナ氏は次のように、エスパルスファミリーに感謝を伝えている。
「清水エスパルスに関わるすべての皆様へ、お別れの挨拶をさせていただきます。
まずは皆様に感謝を申し上げます。
クラブフロントの方々、このプロジェクトの一員となる機会を与えていただき、ありがとうございます。そして、ここまでの間、支えてくれたクラブで働くすべての人たち。コーチングスタッフ。そして選手たち。彼らが毎日見せてくれたプロ意識に、とても感謝しています。
なかなか、今シーズン上手くいかない中でも、誰一人ハードワークをやめることはありませんでした。
サポーターの方々からは、いつも温かい応援をしていただきました。これからも、これまで通りの最高の力を、引き続きチームに送って下さい。
皆さんの存在はとても重要です。
今シーズン、大事な選手たちのケガが重なるという難しいシーズンでしたが、我々はどんな時も、大きな期待と情熱を持って仕事をしてきました。そのなかでたくさんの人たちに支えられました。
今まで本当にありがとうございました。
皆様から受けた、愛情と思いやりのおかげで、私、そして私の妻も、この静岡で充実した時間を過ごすことができました。
改めて感謝いたします。皆様、ARIGATO」
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[文:サカノワ編集グループ]