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ドイツで再び「ゴーストゲーム」の恐怖。コロナ感染者過去最多、観客数再び制限へ。日本代表DF室屋成所属のハノーファーも大打撃

ハノーファーの室屋成。(Photo by Martin Rose/Getty Images)

シーズンの早期中断を訴えるクラブ代表も。

 ヨーロッパでの新型コロナウイルス感染症の陽性者数の急激な増加に伴い、ドイツ・ブンデスリーガでは再び観客数の制限が行われるという。

 一時期はフル動員近くまで認められた。ところがVfLヴォルフスブルクは11月27日に組まれていたボルシア・ドルトムント戦で“チケット完売”していたにも関わらず、販売された全てがキャンセル扱いとなった。政府が24日に新たな規制を決定したためだ。

 5000人以上入場可能な大規模イベントでは、入場者数50パーセントまで制限されることに。日本のJリーグのようにスタジアムの座割は「市松模様」が適用され、マスク着用も義務化される。

『ビルド』によると、日本代表DF室屋成の所属するハノーファー96は大きな打撃を受けそうだという。このあとのビッグマッチでは「5桁」の来場を見込んでいたものの、1万人以下に抑えなければならず、チケット収入の大幅な減収を強いられることとなった。

 そして懸念されるのが、さらなる制限強化だ。

 ドイツでは1日の感染者数が急激に増加し、過去最多の6万人を突破。1週間の死者が10万人を超えた。

 昨年の傾向からも、ここから寒さが増すことで、ウイルスのさらなる拡大が懸念される。そうなると、「ゴーストゲーム(Geisterspiel)=無観客試合」も視野に入ってくるというのだ。

 ブンデス2部・FCエルツゲビルゲ・アウエのヘルゲ・レオンハルト代表はシーズン中断を主張している。

「12月末までサッカーは中断が必要だ。この4週間、私たちの国にとって非常に困難であり、私たちが試される期間になる。曖昧な混沌ではなく、賢明で秩序ある行動を取るべきだろう」

 現在、日本は抑え込みに成功している。一方、ここからのヨーロッパやドイツの対策、そして動向も注目していきたいところだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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