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森保監督への推薦状。課題はFW!前田大然と上田綺世の2トップ、山下敬大、垣田裕暉も面白い。サッカー日本代表、ウズベキスタン戦メンバー今日発表

前田大然(左)と上田綺世(右)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

チームの課題であるストライカー、Jリーグに可能性あるタレントがいる。

 日本サッカー協会(JFA)が12月7日、1月21日に行われるキリンチャレンジカップ・ウズベキスタン代表戦に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のメンバーを発表する。この試合は、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホーム2連戦(1月27日:中国戦、2月1日:サウジアラビア戦)に向けた強化の一環。しかし、この試合は国内組の構成となるため、オフ前のタイミングで発表されることになった。

 新型コロナウイルスの感染状況などによっては、W杯予選の開催地の変更などもあり得る。いずれにせよ、その“本番”2試合は海外組が主体になるだけに、このウズベク戦は新戦力発掘など試行の場になるだろう。

 それだけに、森保一監督にぜひ、採用してほしいのが「2トップ」だ。

 森保ジャパンは発足当初から2列目のタレント力を生かそうと、4-2-3-1、4-3-3(4-1-2-3)が採用されてきた。ただ、ここに来て、前田大然(横浜F・マリノス)、上田綺世(鹿島アントラーズ)、そして大迫勇也(ヴィッセル神戸)、古橋亨梧(セルティックFC)とストライカー陣が好調である。

 さらには東京オリンピック日本代表のレギュラーだったシント・トロイデンVVの林大地(同僚には鈴木優磨も)、そして森保監督の愛弟子である浅野拓磨もVfLボーフムでは2トップの一角を担う。

 一方、鎌田大地以外はトップ下を本職とする選手が不在になりつつある(久保建英はトップ下を希望しているが、所属先ではウイング起用が主)。指揮官は4-3-3をよりモノにしていきたいという考えも持っているようだが、3バックが選択肢からほぼ消えたなか、前線のタレントに応じた戦い方の選択肢は増やしたい。

 明らかに選手配置のミスマッチを起こし、選手の能力を最大限に生かせずにいる試合(時間帯)も見られるだけに、指揮官なりの解消法を提示してほしいところだ。

 ただし前田にはセルティックFCへの移籍の噂がある。もしも1月の移籍市場でそれが実現すれば、この親善試合では事実上プレーできなくなる。そういった状況は、他の国内組の選手にも言えることだ。

 上田のみならず、FW陣であれば、シーズン通じて好調だったサガン鳥栖の山下敬大、後半戦で改めて存在感を示した徳島ヴォルティスの垣田裕暉の抜擢も面白い。DF陣は比較的豊富な日本代表にとって、「点取り屋」は課題のポジションである。が、そこに食い込んでいけるタレントが、Jリーグにいるのではないか。

 ワールドカップイヤーの幕開け、「点を取る=ストライカー」の発掘が一つ注目点になる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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