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【Jリーグ】メディアの対面取材が復活へ

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サカノワスタッフ

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

コロナ禍の2年間、ZOOMを活用。新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン更新。

 Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)は1月26日、2022シーズン開幕を控え、新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインの更新版を公式サイトにアップした。

 そのなかで、メディアの取材対応について、一つ大きな変更点が挙げられる。

 2020シーズン開幕直後から2年間、コロナ禍では、ZOOMを活用しての監督・選手の取材対応が行われてきた。両監督、選手代表の2人ずつ計6人が、それぞれ5~10分ほど、画面越しで取材に応じてきた。

 Jリーグから認められたメディア、取材者は全国のあらゆるゲーム後の取材にも参加できるメリットがあった。一方、その会見にしている全員が同じコメントを共有することになり、記事内容も似通ってしまう、また、どうしても一般的な質疑に終始してしまうなどの課題もあった。

 まさに一長一短の態勢だったなか、今回のガイドライン変更で、Jリーグは基本的に対面取材へ切り替える方針を打ち出している。

 Jリーグは次のように記している。

▼緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の区域の場合
(1) 監督記者会見は原則対面とするが、WEB取材も選択できる。主管クラブが感染状況やメディアの数、スタジアムや諸室の構造等を考慮して判断す る。
(2) 選手の取材は、会見形式のみ対面取材を可とし、原則ミックスゾーンでの対応は行わない
(3) ミックスゾーンの設置を希望する場合はJリーグへご相談ください
(4) 対面で実施する場合は下記の条件を満たすこと(以下、詳細省略 ※密を避ける内容)
(5) 1m未満での対応や、長時間(目安15分以上)の対応、もしくはマスクを外した会話などを行った場合、万が一同じ空間で陽性者が出た場合に、保健所によって濃厚接触とみなされるリスクがある

 そして、そういった宣言下ではない「経過措置・その他の都道府県の区域」の場合の取材対応は、より緩和されている。

▼経過措置・その他の都道府県の区域
6. 試合終了後の対応について
(1) 監督記者会見は原則対面で実施する。
選手の取材について、ミックスゾーンの設置は、下記の条件が満たせない場合、クラブの判断のもと会見形式で実施も可とする。

(2) 主管クラブは下記の条件を満たす取材環境を整備する(以下、詳細省略 ※密を避ける内容)
(3) 1m未満での対応や、長時間(目安15分以上)の対応、もしくはマス クを外した会話などを行った場合、万が一同じ空間で陽性者が出た場合 に、保健所によって濃厚接触とみなされるリスクがある

 Jリーグはこの変更について、「前提として、通常の運営に戻す努力をしていく方針のもと、感染状況が落ちている状況下では、監督会見やミックスゾーンの運用を行っていく。ただし、(感染状況が)レベル2(「緊急事態宣言もしくはまん 延防止等重点措置の区域」)においてはWEB取材も選択できるようにし、選手は会見形式であれば対面を可とした。ただし、構造によってはミックスゾーンが設けられる会場があることから、レベル2においてミックスゾーンを形成する場合は当面の間、リーグへの個別相談とする」とコメントしている。

 距離を取っての対応となるものの、ようやくいろいろな選手の声が届けられるようになる。その反面、今度はメディアが集中する注目度の高い選手への取材対応をどのようにするかも課題となりそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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