「1万3千人来ているんだぞ。TV見ろよ」長野シュタルフ監督、審判に怒りの声。Jリーグ初の信州ダービー、松本山雅とスコアレスドロー
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アディショナルタイム4分、パウリーニョ負傷でさらに1分半が追加されたが…。
[J3 9節] 長野 0-0 松本/2022年5月15日19:00/長野Uスタジアム
Jリーグ初となる「信州ダービー」AC長野パルセイロ対松本山雅FCの一戦、長野のホームゲームでは過去最多となる1万3244人が来場したなか、スコアレスで引き分けた。
立ち上がりから松本が主導権を握り、後半はホームチームが押し返す展開に。両チームともに球際への厳しさやテンションが最後まで落ちず、高い集中力を持続したまま、ノーゴールのまま勝点1を分けた。長野から見て、シュート数は6本対10本、フリーキックは8本対17本。
すでに選手交代枠を使い切っていた松本だが、後半アディショナルタイムに要のパウリーニョが足の負傷(攣ったか)で立ち上がれず、担架で運ばれてピッチ外へ。約2分30秒、長野が数的優位となる状況で戦った。
アディショナルタイムの表示は「4分」。そのパウリーニョの交代に要した時間などを含め95分30秒過ぎ、長野のパワープレーが結実せず、松本陣内でアウェーボールのスローインになったあと、主審の試合終了の笛が吹かれた。
すると長野のシュタルフ悠紀リヒャルト監督が終了直後、第4の審判に詰め寄り、「1万3000人来ているんだぞ。サッカー理解してくれよ、そういうもんなんだよ。テレビ見ろよ」と怒る声がマイクに拾われた。
最後に再び挽回した長野としては、もう一度攻撃を試みたかったところはあったか。ただ、主審がアディショナルタイムに、さらにパウリーニョの治療など追加した約1分30秒分は妥当だったとも言えそうだ。
松本は5勝3分1敗の勝点18で4位、長野は4勝3分2敗の勝点15で5位。
天皇杯長野県予選決勝の今季ダービー初戦は松本に軍配。今回の長野ホームゲームでのリーグ初対決はドローに。そしてリーグ戦の松本でのホームゲームは、10月30日に組まれている。
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