【浦和】リンセン獲得合意へ「あとは時間の問題」。フェイエノールト“移籍前提”でチーム作り着手
フェイエノールトのブライアン・リンセン。(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)
今季通算17得点・10アシスト、UEFAカンファレンスリーグ決勝でローマと対戦へ。
オランダ・エールディビジ(1部)フェイエノールト・ロッテルダムに所属するFWブライアン・リンセン(Bryan Linssen)が、噂されてきたJ1リーグの浦和レッズへの移籍に向けて「合意に近づいている」という。オランダメディア『Rijnmond』が5月17日に報じた。また『FCアップデート』は「決定は時間の問題だ」と強調している。
フェイエノールトは15日、FCトゥベンテに1-2で敗れて今季国内リーグの全日程を終了。残す今季の公式戦は、日本時間26日のUEFAカンファレンスリーグのASローマ戦のみとなっている。
リンセンはトゥベンテ戦、66分から途中出場。その直後に逆襲の1点が生まれている。国内リーグは最近9試合のうち先発は2試合のみだったが、それでも34試合・13得点・8アシストを記録。カンファレンスリーグやカップ戦など含め公式戦通算52試合・17得点・10アシストと抜群の成績を残している。
『Rijnmond』は今回、リンセンの浦和移籍について「近づいている」と報じ、「31歳のストライカーは小野伸二の古巣である日本での冒険を熱望している。フェイエノールトと提携している浦和レッドダイヤモンズは、リンセンが1年契約を残しているため移籍金を支払うことになる」と、基本的には合意に向かっているということだ。
フェイエノールトは、ベルギーのKRCゲンクからレンタル中であるシリル・デセルスに買い取りオプションを付帯している。しかし400万ユーロ(約5億3000万円)を支払って獲得するかは未定だという。
一方、アヤックス・アムステルダムとの契約満了によりフリーになるダニーロの獲得を検討。『FCアップデート』は「彼をリンセンの後釜として考えているかは分からないものの、獲得希望の最上位に来ているようだ」と伝える。
アタッカー陣が複数人リストアップされるなど、すでにリンセン退団を見据えたチーム作りも動き出しているようだ。
今季デ・カイプを最も盛り上げた一人である、あらゆる面で一級品のストライカーが、ついに浦和に来るのか――。
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