EA→コナミ重視に?Jリーグがエレクトロニック・アーツとのパートナー契約終了を発表
コナミ社との「eJ.LEAGUE」を含めた関係は継続へ。(C)SAKANOWA
コナミとは「eJ.LEAGUE」を含め取り組みを継続。
Jリーグは5月31日、理事会後のメディアブリーフィングで「Electronic Arts Inc.」(エレクトロニック・アーツ)とのJリーグトップパートナー契約が終了したと報告した。2016年から6年間にわたる協賛に、Jリーグは感謝を伝えた。
Jリーグによると、電通とEA社の間で協賛継続の方向でこれまで協議が進められてきたという。しかし、このたび合意に至らず、契約終了となった。
この記者会見では、「Jリーグとゲームの関係」について質問が出た。そこでJリーグ広報担当者は、契約についての詳細は答えられないものの、「(Jリーグトップパートナーを結ぶ)コナミ社(コナミデジタルエンタテインメント)とはeJ.LEAGUEを含め引き続き取り組みを進めさせていただきます。コナミ社について、 eJ.LEAGUEのイベント開催など引き続き検討していく状況になります」と答えた。
EAはJリーグの選手もゲーム版(FIFA21)に登場してきた「FIFAシリーズ」を2022-23シーズンまで展開。2023-24シーズンからは「『FIFA』ブランド」が終わり、「EA SPORTS FC」として新たに生まれ変わることが決まっている。
一方、コナミは95年のJリーグ版からスタートした「ウイニングイレブン」シリーズがその後世界中で好評を博し、サッカーゲームの新たな基軸となっていった。そうしたなか昨年「eFootball」として刷新され、国内・外で展開されている。(欧州リーグのシーズンオフ突入に伴い、現在、大規模メンテナンス中)。
ユーザーからはシミュレーション要素の強い「FIFA」、自身の操作や技術などゲーム性の高い「ウイニングイレブン」と、それぞれが評価されてきた。ただ近年はライセンスを獲得し欧州トップクラブの選手とクラブ、さらにOB選手までも実名で登場する「FIFA」が世界中で圧倒的なシェアを占めてきた。
ただ手軽に無料版が遊べて日本国内のみならず世界中のユーザーがつながる「FIFA MOBILE」にJリーグの選手は搭載されず。サッカーに関心を持った層が接点を持つキッカケとなるゲームとの関係性に、Jリーグは課題を残している。
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