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日本代表MF久保建英がレアル・マドリードの米国ツアーに参戦か

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

6月シリーズラストマッチ、14日のチュニジア代表戦で国際Aマッチ2試合連続ゴールを狙う。

 日本代表MF久保建英は2021-22シーズン、レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍し、リーグ28試合・1得点を記録してチームの1部残留に貢献した。レアルとは2024年6月まで複数年契約を結んでいて、一旦、パス(保有権)がマジョルカから戻ることになる。

 スペインリーグでプレー可能なレアルの非EU圏の外国籍選手3枠は、ヴィニシウス、ロドリゴ、エデル・ミリトンのブラジル代表トリオが2019年から埋めている。そしてヴィニシウスは2018年7月にスペイン国籍(二重国籍)の取得を申請。しかしコロナ禍もあり、その作業が滞っていて、いまだに認められていない。その間にロドリゴ、ミリトンも申請を開始したそうだ。

 この作業が認可されなければ、まず久保のプレーする枠が空かない。しかもレアルは新たなブラジル人選手も獲得できないなど、この作業の遅延にただ手をこまねいている状況ということだ。

 久保はこのままの状況では、再レンタル、あるいは現地報道によると条件によっては完全移籍での売却もあり得ると言われる(一方、アジアのマーケットを見据え、このタイミングでの売却はないだろうという見方も出ている)。

 そのためスペインメディア『エル・エスパニョール』は6月7日、「基本的には来季もレンタル移籍されるのが基本的なシナリオ。ただマジョルカでのレンタルが終了した時点(契約は6月30日まで)で状況が変わっていなければ、アンチェロッティ率いるレアル・マドリーでプレシーズンを始めることになる。『出口戦略』はまだ始まっていない」

 イスコとガレス・ベイルの退団が決定し、さらにマルコ・アセンシオらにも移籍の噂が出ている。そこでまず一旦、久保はマドリッドに帰還し、7月下旬に米国ツアーが組まれているレアルのプレ・シーズンに帯同する。そうなる可能性が十分あるということだ。

 レアル・マドリードの米国ツアーは7月23日から30日まで行われ、中3日で、FCバルセロナ、クラブ・アメリカ、ユベントスFCと3試合を行う。3年ぶりに白い巨人のユニフォームを着て戦う機会はあるのか。

 一方、久保は6月14日、日本代表の6月シリーズの締めくくりとして、パナソニックスタジアム吹田で開催される「キリンカップサッカー2022」決勝チュニジア戦に臨み、国際Aマッチ2試合連続ゴールを目指す。

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