【横浜FM】西村拓真が貴重な先制弾「冷静に蹴れました」。チームの勢いを象徴するような一撃に
横浜FMの西村拓真。(Photo by Minh Hoang/Getty Images)
チーム2位のリーグ6点目。「相手の股を狙ったら、たまたま当たって、決めることができました」
[J1 第18節] 横浜FM 4-0 柏/2022年6月25日16:03/日産スタジアム
J1リーグ18節、横浜F・マリノスのFW西村拓真が柏レイソルとの上位対決、17分に値千金の先制ゴールを奪ってみせた。これでチーム内では、アンデルソン・ロペス(7得点)に続くリーグ6ゴール目。トップ下でのゴールの嗅覚が、試合を重ねるごとに研ぎ澄まされてきている。
藤田譲瑠チマから水沼宏太へのキーパスから、センターフォワードのレオ・セアラへ。9番のヒールパスを感知して背後のスペースにいた西村が、スライディングでブロックに入った高橋祐治の足にボールを当てながらも、シュートをゴールネットにねじ伏せた。
試合の流れをもたらした1点。西村は「相手の股を狙ったら、たまたま当たって、決めることができました」と振り返った。
ただ、そこに至るプロセスでも、ホームチームに勢いがあり、まさに“こじ開けた”と言える一撃となった。
「なんだか冷静に蹴れました。(入るなと?)その感触はありました」
今季リーグ13試合・6得点、公式戦通算では21試合・8得点。トップ下に固定されてからチームはリーグ4連勝中、そして2試合連続ゴールだ。「個人としてもすごくいい闘いができました」と西村自身も頷き、さらに勢いが乗っていきそうだ。
ゴールラッシュも期待できそうだが――そんな質問をするとトリコロールの30番は静かに語った。
「目の前の1試合に対し、自分の持てる全ての力を出していきたいです。自分のクオリティを上げていくという作業をしっかりやっていければ、自然とこのチームであれば(結果、得点)がついてくると思います」
冷静かつ客観的に自らを見つめるスナイパー。西村がF・マリノスの勝利のためにゴールを目指し、チームとともに一歩ずつ進んでいく。
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[取材・文:塚越始]