どうなる元日本代表MF中島翔哉?ポルティモネンセは残留希望、ポルト、アル・ドゥハイルとの契約で「状況はやや複雑」
中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
2019年、日本人最高額の移籍金約48億円でカタールへ。
森保一監督のもと日本代表でもプレーしてきたMF中島翔哉の2022-23シーズンの動向が不透明だ。現状では正式にプレーするチームが決まっていないため、現地メディアでは、保有元であるFCポルトのトレーニングに合流することになると報じる。ただし6シーズン目に突入するセルジオ・コンセイソン監督から戦力とみなされている日本屈指のテクニシャンは、練習しながら新天地を探すことになるという。
また、ポルトガルメディア『オ・ジョゴ』は6月30日の時点で、昨季レンタルでプレーしたSCポルティモネンセが、期限付き移籍の延長を希望していると報じている。しかし「状況はやや複雑だ」とも見ていて、その実現のためには「忍耐が必要」とのことだ。
同メディアによると、その理由はポルトとともにカタール1部アル・デュハイルが50パーセントの保有権を持っているため。2019年には日本人の歴代最高の移籍金3500万ユーロ(約48億円)でポルティモネンセからアル・デュハイルへ。そして2019年7月、移籍金1200万ユーロ(約16億円)でポルトへ渡り、アル・デュハイルは50パーセントの保有権をキープした。
さらに2021-22シーズン、ポルトからポルティモネンセへ期限付き移籍した。
中島とポルトの契約は2024年まで。まだ時間があるとも言えるが……アル・デュハイルが資金を得るためには、その契約満了までに他チームへの完全移籍が実現しなければいけない。
確かに3チームそれぞれの思惑があり、それぞれが納得する形での移籍は実現するのか。ポルトガル国外でのプレーもあり得るか?
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