移籍金9億円!久保建英がレアル・ソシエダ移籍「あとはサインだけ」。レアル・マドリード『権利50%』を保有
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
非EU圏の外国籍選手枠、4シーズン目も解消されず。
スペイン1部レアル・マドリードが保有権を持つ日本代表MF久保建英が7月18日、同リーグのレアル・ソシエダへ完全移籍することが決定的となった。移籍専門のジャーナリスト、ファブリシオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は、レアル・ソシエダは、レアル・マドリードに650万ユーロ(約9億円)を支払い、久保の50パーセントの権利を取得する準備を進めている。近日中の契約成立を目指して、協議が進められている」とレポートした。
さらには『デフェンサ・セントラル』は日本時間18日、「(久保とソシエダの交渉は)あとはサインをするだけ」とも報じている。
レアル・ソシエダが今後、久保を他チームに売却した場合、その移籍金(契約解除金)の半分をレアル・マドリードは得られるという契約に。また『買戻し』オプションについては、レアル・マドリードは今後のどの移籍マーケットのタイミングでも、久保を買い戻す権利があるという。移籍の際の優先権がマドリードに託される、ということだ。
レアル・マドリードとしては、コロナ禍など想定外の影響もあったとはいえ非EU圏の外国籍選手枠の問題を解消できず、4年間、そもそも久保にプレーできる枠自体を用意できなかった。そのため、今後は久保の意向がある程度尊重される形で、“復帰”の選択肢も残されたと言える。
久保は2022-23シーズン、レアル・マドリードとの5年契約の4年目を迎えた。しかし4年目もまた、チーム内の非EU圏の外国籍選手3枠が埋まったままで(ヴィニシウス、ロドリゴ、エデル・ミリトン)、ヴィニシウスのスペイン国籍申請もいまだ通らず。そのため新たなチームを探し、21歳の日本人レフティは複数年契約を提示したソシエダでのプレーを希望していた。
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