ラウル監督が18歳久保の決断を支持!ロドリゴにも言及…再会はレアルのトップチームで!
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「トップチームでプレーすべき選手」
レアル・マドリードのBチーム、カスティージャを今シーズンから率いる元スペイン代表FWのラウル・ゴンザレス監督は、18歳の”新人”久保建英がRCDマジョルカへの期限付き移籍を決断したことを支持し、活躍を祈念した。新指揮官のもと、久保はプレシーズンの3試合に出場していた。
『マルカ』紙が8月25日にラウル監督のコメントを伝えた。その記事によると、ラウル監督は旅立っていった久保について、「マジョルカでの多幸を願っています。ここ(カスティージャ)で彼と一緒にできたことはとても嬉しかったけれど、彼はファーストチームでプレーすべき選手でした」と、その実力を認めている。
また、久保と同じ18歳のブラジル人MFロドリゴの今後の動向についても言及している。彼も久保のようにトップチームの練習に加わりながら、カスティージャでの試合に参戦してきた。ラウル監督は「ロドリゴも久保と一緒です」と、その実力を認める発言をしている。
「彼はトップチームの選手だ。トップチームを助けるために、彼がここ(カスティージャ)に来た時には、あらゆる面でサポートをします」
そのようにカスティージャでのスタンスを、ラウル監督は強調している。
そして、クラブがネイマール獲得に動くことによって、ポジション確保が難しくなるロドリゴにも期限付き移籍の噂が出ている。その件について指揮官は、「それは私の計画を混乱させません。そういった決断は私が下すものではありません、(オフ明けの)火曜日から、来た選手たちと練習するのみです」と語っている。
トップチームに選手を送り出すことが、カスティージャの使命である。ただ、それは簡単なことではない。とはいえ、それでも一度自身のもとでプレーした選手が、カスティージャからステップアップしていくことには、ラウル監督も喜んでいるようである。
そんなラウル監督の期待に応えるプレーを、久保もマジョルカで見せていきたい。
そして久保がレアル・マドリードのトップチームに戻り、いつか――ラウル監督のもとでプレーする日がきっと訪れるはずだ。
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[文:サカノワ編集グループ]