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まさかの展開…レアルMFカゼミーロがマンUのオファー「真剣に検討」。移籍金82億円、給与は約2倍か

6月6日の日本戦で先発したブラジル代表のカゼミーロ(レアル・マドリード)。(Photo by Kenta Harada/Getty Images)

ラ・リーガ開幕戦はチュアメニ、カマヴィンガ先発。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドがこのほど、スペイン1部レアル・マドリードのブラジル代表MFカゼミーロ(Casemiro)の獲得へ正式オファーを出したという。目下、世界最高のセントラル・ミッドフィルダーの一人であるこの男が、低迷する名門に移籍することなどないだろう……と思われた。ところがスペインメディア『マルカ』によると、8月18日時点で、カゼミーロはこの申し出を真剣に検討しているというのだ。

 ブレントフォードFCに0-4で敗れるなどオランダ人のテン・ハーグ新監督のもと開幕2連敗を喫したマンチェスター・Uは、ストライカーの補強を急いでいた。そうしたなか、レアル・マドリードの昨季2冠をアンカーやボランチで支えた30歳のカゼミーロに対し、正式オファーを出したのだ。

『マルカ』は「不意打ち」とも報じた名門が迷走をしていることを物語るようなオファー――。誰もがそう思っていたのだが、なんとカゼミーロはこの申し出について「よく考えている」というのだ。

 8月13日に行われたスペインリーグ開幕のUDアルメニア戦(〇2-0)では、アンカーに新たに加入した22歳のフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ、そしてインサイドハーフの一角には2年目の19歳であるフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガが起用された。カゼミーロはまさかのベンチスタートで、試合終盤の7分間ピッチに立った。

 そうした状況をマンUが見逃さなかったとも言えた。2025年までレアル・マドリードと契約を結ぶカゼミーロだが、同メディアによると、今回マンチェスター・Uからは2倍近いサラリー、そして2027年までの長期契約という申し分ないオファーが届いているという。移籍金(契約解除金)に関しても、6000万ユーロ(82億円)と設定されている条件をクリアしているそうだ。

 また「(レアル・マドリードでの)一つのサイクルが終わりに近づいているとも感じている」と、栄光を勝ち獲ってきたミッドフィルダーが、むしろ、マンU移籍へ気持ちが傾きつつあるのではないか――と見ている。

 ブラジル代表として6月には来日し、日本代表戦(〇1-0)にも4-4-2のボランチで先発出場。カタール・ワールドカップ(W杯)でも主力として活躍が期待される。

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