ブラジル代表MFカゼミーロがマンチェスターUへの移籍を19日にも決断。レアル・マドリードも容認へ
6月6日の日本戦で先発したブラジル代表のカゼミーロ(レアル・マドリード)。(Photo by Kenta Harada/Getty Images)
長期契約&好待遇で、心が傾く。
スペイン1部レアル・マドリードのブラジル代表MFカゼミーロ(Casemiro)が8月19日にも、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を決断する。
欧州チャンピオンの主力が、UEFA欧州チャンピオンズリーグ出場権もないチームへ、まさか行くわけがない……。誰もがそう思っていたマン・Uの“捨て身”のオファーだった。
ところがラ・リーガ開幕戦でまさかのスタメン落ちの屈辱を味わった世界最高ボランチのプライドを改めてくすぐるのに、十分な条件が提示されたようで、話が一気に動こうとしている。
移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリシオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は8月18日、レアル・マドリードとマンチェスター・ユナイテッドのクラブ間で交渉は継続されていて、19日にもカゼミーロが交渉の席につくとレポートした。
『マルカ』によると、マンチェスター・Uは、レアルよりも2倍近いサラリー、そして2027年までの長期契約をカゼミーロに提示。また移籍金(契約解除金)は6000万ユーロ(82億円)(6000万ポンド=97億円という話も)になるという。レアルが設定する移籍条件は満たしているそうだ。
8月13日に行われたスペインリーグ開幕のUDアルメニア戦(〇2-0)では、今季加入した22歳のフランス代表MFオーレリアン・チュアメニがアンカー、2年目の19歳であるフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガがインサイドハーフに先発起用された。まさかのベンチスタートとなったカゼミーロは終盤7分間ピッチに立っただけだった。この対戦カードが異なっていれば、カゼミーロが先発し、こうした展開になっていなかった可能性もあるか……。
カルロ・アンチェロッティ監督との話し合いも行なわれるという。いずれにせよ、マンU移籍の可能性のほうが高まってきている。
レアル・マドリードが移籍を認めた場合、コマ不足になるボランチの補強を行うのかも注目点になる。
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