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広州退団のカンナバーロ、セリエBベネヴェントの新監督に就任!浦和とも激闘、アジアから選手引き抜きも!?

試合前に握手をかわす広州恒大のカンナバーロ監督(左)と浦和の大槻毅監督(右)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

中国代表も指揮。恒大集団の経営危機とコロナ渦で。

 中国超級(1部)リーグ広州FCを退団してフリーになっていた元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏(Fabio Cannavaro)が9月21日、イタリア・セリエBのベネヴェント・カルチョの新監督に就任した。22日に現地で記者会見を行う。

 カンナバーロ氏は現役時代、パルマ・カルチョ1913、インテル・ミラノ、ユベントスFC、レアル・マドリードなどで活躍。イタリア代表キャプテンとして2006年のドイツ・ワールドカップ優勝を果たし、バロンドールも受賞した。

 引退後は2014年に広州(当時:広州恒大)の監督に就任。アジアのいくつかのクラブを率いたあと、2017年に広州監督に復帰、2018年にスーパーカップ、2019年に超級リーグ優勝などを果たした。中国代表との兼任監督も務めたが、2試合で辞任している。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)では浦和レッズなどと激闘を戦ってきた。

 そしてクラブを運営してきた不動産開発を主体とする「中国恒大集団」の約33兆円と言われる巨額負債が発覚。コロナ渦とのダブルパンチで、1年前、監督とコーチングチーム全員の退陣を余儀なくされた。

 本人としても嬉しいイタリア復帰。ベネヴェントは現在セリエBで13位と低迷している。アジアで実績を残してきた監督として、意地を見せてほしいところ。中国やJリーグからの選手の引き抜きもあるか!?

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