【カタールW杯】「バイエルンに来い」18歳新星ムココがノイアーに口説かれる。W杯・日本代表戦前の記者会見で
記者会見に臨んだユスファ・ムココ(右)とマヌエル・ノイアー(左)。(Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)
W杯の活躍ぶりで印象に残るドイツ人ストライカーはクローゼ。しかし「その頃、僕はまだ生まれていなかった」。
ドイツサッカー連盟(DFB)は11月19日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨むドイツ代表のプレスカンファレンスを行い、キャプテンのGKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)、FWユスファ・ムココ(ボルシア・ドルトムント)、代表チームのマネージングダイレクターのオリバー・ビアホフ氏が出席し、23日の日本代表戦への抱負、そして今大会への意気込みを語った。
この記者会見の中で、ちょっとした“ハプニング”があり、SNSを中心に話題を集めている。
11月20日に18歳の誕生日を迎える、ワールドカップ初出場を果たしたムココは、今大会最注目のヤングプレーヤーの一人である。今季ブンデスリーガ1部では14試合・6得点・4アシストと大活躍している。
この会見の中で、W杯で印象に残るドイツ人ゴールスコアラーを問われると、2022年の日韓W杯の得点王に輝いたミロスラフ・クローゼの名前を挙げた。しかし――。
「一番好きなのは、ミロスラフ・クローゼのゴールを狙う姿勢です。彼は常にゴールを狙っていた選手だと知っています。ただ私はその頃生まれていなかったので、それ以上のことは残念ながらあまり知りません」
そのように多くの日本人の記憶にあるクローゼが日韓大会で活躍した時、「まだ生まれていなかった」選手が、こうしてW杯に臨む時代になった。
そして会見の終盤、17歳のアタッカーは、ドルトムントをはじめ、あらゆる関係者に対し感謝を伝え、将来のことはまだ分からないと語る。
するとそこで隣にいたノイアーがムココへ、「バイエルンに来い!」と英語で口説いたのだ。
内田篤人ともチームメイトだったノイアーは2011年、シャルケ04からバイエルンに移籍。その後はドイツのみならず、世界ナンバー1の守護神として、36歳になる今まで君臨してきた。
そのシャルケのライバルでもあるドルトムント所属のムココに、GKノイアーがまさかのアタック。17歳最後の日、ムココは大きな笑顔で応じていたが……。ドルトムントサポーターは気が気でないに違いない。
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