【移籍情報】ハノーファーが室屋成と契約延長希望、しかし、いまだ合意に至らず
室屋成。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
クラブはクリスマスまでに“決断”希望。
ドイツ・ブンデスリーガ2部ハノーファー96のDF室屋成(MUROYA Sei)は、2023年6月でクラブとの契約満了を迎える。ハノーファーは契約延長を打診しているものの、まだサインには至っていないという。ドイツメディア『ビルド』が11月22日に報じた。
室屋は2020年夏、FC東京からハノーファーへ移籍。2部降格2シーズン目のチームに加わり、右サイドバックを主戦場にレギュラーを務めてきた。2022-23シーズンはこれまでリーグ16試合・3得点・1アシストを記録している。すでに3年間でリーグ82試合に出場している28歳のディフェンダーは、1部復帰への戦力として期待されている。
クラブは日本代表にも選ばれてきたサイドバックとの契約延長を希望。しかしスポーツシェフのマーカス・マンは「ウインターブレイクまでに全てを決めるのは簡単ではないでしょう」と語っている。チームは12月2日にヘルタ・ベルリンとの親善試合を行ったあと、オフに入る。クリスマスまでには、延長合意の朗報を受け取りたい意向だ。
マン氏は「私たちが話し合っているのは事実で、それは隠すことではありません。ただし締結に向けて近づいている、とは言えません。今年中にそれができるかは分かりません」と、室屋との交渉が決して進んでいないと明かしている。マン氏自身が来夏で退団する可能性も浮上しているそうだ。
ハノーファーは現在リーグ5位で、後半戦の巻き返しを狙う。
室屋は国際Aマッチ16試合に出場。森保一監督のもと、昨年末までカタール・ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選など日本代表に選ばれてきた。しかし、山根視来、伊藤洋輝らの台頭もあって、今年に入り招集されていない。
屈強かつテクニックのあるサイドバックは来年4月で29歳になる。年齢的にも、低迷してきたハノーファーを引き上げるために戦うのか、自分自身のキャリアなどを考えた道を選ぶのか、その選択を迫られそうだ。
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