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浦和サポーターが暴徒化、ピッチから名古屋ゴール裏へ乱入。警察も出動、鳴り響く「帰れ」コール

浦和サポーター。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

カメラマンなどに詰め寄る姿も。

[天皇杯 4回戦] 名古屋 3-0 浦和/2023年8月2日19:00/CSアセット港サッカー場

 天皇杯4回戦、浦和レッズが枠内シュート0本で、レンタル移籍中のキャスパー・ユンカーに痛恨のゴールを決められるなど名古屋グランパスにスコア0-3の完敗を喫した。

 この試合後、名古屋サイドからの挑発に激高した浦和サポーターの一部が、集団でスタンド内の緩衝帯を破壊・突破。さらにピッチに侵入したあと、逆サイドの名古屋サポーターの応援するスタンドに乱入するなど暴徒化した。さらにメインスタンドまで押し寄せ、警察も出動している。その様子が、SNSのツイッターなどで拡散されている。

 動画では、浦和を応援していた一群が名古屋ゴール裏に掲げられた横断幕などを取り外して破損し、グランパスサポーターのいるスタンドに押し入っている。名古屋のユニフォームを着たファンは逃げて避難する姿も。また「帰れコール」も鳴り響いている。

 さらにはグランド上では、撮影していたカメラマンに詰め寄る人物も見られる。

 愛知県警の数多くのパトカーが出動し、沈静化にあたっている。

 日本サッカー協会(JFA)は天皇杯を含む主催試合の「禁止行為」で、次のような内容を記載している。

他人(審判、選手、コーチ、スタッフ、サッカー観戦者、警備従事員、JFA役職員その他本人以外の一切の者を含む。以下同じ)に対する暴力行為をすること

・フィールド内への物品の投げ入れや、フィールドへの侵入等競技の進行に支障を及ぼすおそれのある行為をすること

・立ち入り禁止区域に立ち入ること

・法令(法律、条例等)及び試合や施設ごとに別途定める観戦ルール/マナーに記載される禁止行為及び記載事項に反する行為をすること

・試合の運営又は進行を妨害し、他人に迷惑又は危険を及ぼし、若しくはそれらおそれがあると警備従事員が認める行為をすること

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 そして「第8条(入場拒否、退場命令、物の没収)」では、「運営・安全責任者は、第1項に該当する者の中で特に悪質と認める者に対しては、その後開催されるJFA主催試合についての入場を拒否することができる」と定めている。先日FC東京のサポーター4人に対し無期限入場禁止の処分が科されたが、今回さらに大きな処分が下されるのは間違いない。

 また、この問題については、JFAの規律委員会・裁定委員会が懲罰を決定することになりそうだ。

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