久保建英がPKキッカー直訴、一旦譲ったカルロス・フェルナンデスだが….。レアル・ソシエダ3-1アルメリア
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
コーナーキックから3点目をもたらす。
[スペイン1部13節] アルメリア 1-3 レアル・ソシエダ/2023年11月12日0:00(現地16:00)/フエゴス・メディテラネオス
スペイン1部リーグ12節、レアル・ソシエダが3-1で最下位のUDアルメリアに勝利し、リーグ戦では10月21日のRCDマジョルカ戦以来となる勝点3を獲得した。ソシエダは勝点で暫定6位。
連戦が続くなか、ソシエダの日本代表MF久保建英はベンチスタートとなり、後半開始から右ウイングでプレー。左コーナーキックから、90+5分のマルティン・スビメンディのゴールを引き出した。
また1-1で迎えた後半アディショナルタイム、VARの介入を経て、アウェーチームが相手のハンドのファウルでPKを獲得。そこで久保がキッカー役を直訴するシーンがあった。
レアル・ソシエダのPK獲得が決まると、『9番』カルロス・フェルナンデスがボールを持ち、ペナルティアークにセット。すると、そこで相手選手が近づいてきて、一旦中断。このタイミングで、久保が何かを話しかけると、カルロス・フェルナンデスは頷いてボールを日本人レフティに託したのだ。
ところが、ベンチにいたイマノル・アルグアシル監督は、カルロス・フェルナンデスに蹴らせるように改めて指示。それを見たストライカーが改めて久保からボールを譲り受けてセットした。
すると……凄まじいショットを向かって右へと突き刺してみせた。これで14回PKを蹴って全て成功。文句なしのスナイパーぶりを見せつけている。
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久保はCKのキッカーを担当。アディショナルタイム、ニアにいたストーン役のアリツ・エルストンに合わせる、スピードのある精度の高いキックを放つ。エルストンドは後方にすらし、ファーで詰めていたスビメンディが押し込みゴール! サインプレーを見事に結実させた。