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【移籍】トッテナムが久保建英の獲得へ84億円用意。伊藤洋輝を逃しポステコグルー監督も目の色を変える!?

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「プレミアリーグに向かう可能性がある」

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCがこの夏の移籍マーケットで、スペイン1部レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF久保建英(Takefusa KUBO)の獲得に向けて5000万ユーロ(約84億円4000万円)を準備しているという。

 6月4日で23歳になった久保は2023-24シーズン、リーグ30試合・7得点・4アシスト、初挑戦となったUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)ではノックアウトステージ進出も果たし8試合・1アシスト、そしてコパ・デルレイにも3試合出場し、公式戦通算41試合・7得点・5アシストを記録した。

『Fichajes』は6月13日、「ラ・リーガの2シーズンでセンセーションを起こした日本人ウインガーが、プレミアリーグに向かう可能性がある」とレポート。基本的には1か月前と変わらない内容だが、横浜F・マリノス時代にともに戦っているアンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナムが、2029年6月まで契約を結ぶレアル・ソシエダに5000万ユーロの「魅力的な額を準備している」というのだ。

 一方、トッテナムは伊藤洋輝もリストアップしていたと言われるが、バイエルン・ミュンヘンへの加入が14日に正式に発表された。補強で後手を踏むことの多いスパーズだが、伊藤も、久保も……(さらには町田浩樹の名前も出ているが)。ただし、あくまでもリストアップであり、噂にすぎないのだろうか。

 とはいえ、レアル・ソシエダの設定している移籍解除金の”満額条件”は6000万ユーロ(約101億円)と言われる。しかも、まだレアル・マドリードも実質的に久保の50パーセントの権利を有しているとされ、さすがに“割引”は難しいと見られるが、果たして……。

 久保には他にも、リバプールFC、アーセナルFC、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンもリストアップしていると報じられてきた。さらに他クラブから満額オファーが届いた場合、まず、レアル・マドリードが優先的に交渉できる権利も有していると言われる。

 フランス代表FWキリアン・エムバペのパリSG退団とレアル・マドリードへの移籍決定、さらにマンチェスター・ユナイテッドが権利を保有するイングランド代表FWジェイドン・サンチョの揺れる動向……。この夏、前線はメガクラブ間でビッグウェーブが起きており、久保もそのうねりのなか、注目される一人に挙がっている。

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 一方、久保はレアル・ソシエダと2029年6月まで契約を延長している(移籍条項は変更されなかったとも噂される)。チームはリーグ6位でフィニッシュし来季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を逃している(ヨーロッパリーグの出場権獲得)。一体23歳になったレフティはそのキャリアで、何を優先するのか――その考えによって、この先の道も大きく変わってきそうだ。

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