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なぜブライトン辞めた。三笘薫と戦ったデ・ゼルビ監督、オリンピック・マルセイユに就任へ

三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

バイエルン、マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナなどメガクラブ行が噂になったが…。

 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCを2023-24シーズンまで率いたロベルト・デ・ゼルビ監督(Roberto De Zerbi)が6月15日までに、フランス1部リーグ・アンのオリンピック・マルセイユの指揮官に就任することで合意に至ったという。

 ブライトンとの契約を残すなかで退任を決めたデ・ゼルビ氏には、バイエルン・ミュンヘン、FCバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドなどが獲得に動いていると言われてきた。しかしバイエルン、バルサの新監督が決まり、ユナイテッドはエリック・テン・ハフ監督の続投が決定。

 他にもプレミアリーグのクラブから誘いがあると言われるなか、ジャン・ルイ=ギャセ監督の退任が決まっていたマルセイユ行きが濃厚となった。『ESPN』などに記事を執筆するジャーナリストのエクレム・コヌール氏(@Ekremkonur)も13日までに「デ・ゼルビがオリンピック・マルセイユの監督になる」とレポート。3年契約で合意に至った。

 バイエルンから接触があったと噂された際、当時まだブライトンを率いていたデ・ゼルビ氏は、このままプレミアリーグを率いたいと『続投』を表明した。ところが一転し、そのあと退任が決まった。

 すでにメガクラブなどとの合意に至っているのか……と思われた。しかしこれまでなかなか新天地が決まらず、結局、アメリカ人の新オーナーのもと今季フランス1部6位と低迷したフランス名門を率いることになりそうだ。

『フットボール・トランスファーズ』では、デ・ゼルビ監督は1月の段階でブライトンの経営陣と衝突し、「クラブ経営陣に満足できず、1月のブレイク期間中、舞台裏で何かしらのトラブルが起きていたようだ」と伝える。奇才のイタリア人指揮官との亀裂は修復できず、退任劇に至ったと見ていた。

 三笘薫が所属するブライトンは昨季躍進し、今季クラブ初のヨーロッパカップ戦となるUEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場した。一方、主力の相次ぐ移籍と三笘のケガによる長期離脱も影響し、リーグ戦は10位に終わった。

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 ただ結果的には、果たしてブライトンを去る必要があったのだろうか……と思われる展開に。ブライトンのブランドを大きく高めた三笘とデ・ゼルビ監督による快進撃を、もう少し見てみたかった気もするところだ。

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